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金剛寺 牡丹 大手鞠 藤 『平重盛はなぜ48の燈籠を建てたの?』 

奈良県五條市 金剛寺
2017年5月初旬 撮影

 金剛寺 白藤

①燈籠大臣

1173年、金剛寺は平清盛の嫡男・平重盛が創建したお寺です。
平重盛は小松殿、灯籠大臣などと呼ばれていました。
小松殿と呼ばれていたのは六波羅小松第の邸宅に住んでいたためです。
そしてその邸宅には48の燈籠が建てられていました。
それで燈籠大臣と呼ばれていたのですね~。

金剛寺 牡丹

②四十八願

平重盛が48の燈籠を建てたのは、四十八願にちなむものではないでしょうか?

四十八願とは浄土教の根本経典・仏説無量寿経に記されているもので、法蔵菩薩(阿弥陀仏の修行中の名前) が仏に成る修行をするにあたってたてた48の願のことです。

http://www009.upp.so-net.ne.jp/kobako/48gann.html
四十八願について、上記リンク先に現代語訳されています。

地獄・餓鬼・畜生の三悪道の者がいる。
地獄・餓鬼・畜生の三悪道に陥る人がいる。
人々が金色に輝く身にならない。
美醜の差がある。
過去に起ったことを知り尽くすことができない。
諸仏の国を見通すことができない。
諸仏の心を知り尽くせない。
諸仏の国々を跳びまわれない。
わが身に執着する人がいる。
さとりを得ることができない人がいる。
諸仏の国々が照らされない。
寿命に限りがある。
声聞の数に限りがある。
悪を現す言葉がある。
わたしの名をほめたたえない仏がいる。
わたしを信仰しない人がいる。
命つきるとき、わたしを信仰する人の前に私が現れることができない場合。
わたしの国に生まれたいと願う人々の願いをかなえられない場合。
人々が仏と同じ三十二相のすぐれた相を備えない。
衣服を欲しているのに、すぐに現れない。

金剛寺 牡丹2

このような場合には法蔵菩薩は仏にはならない、と言っています。
逆に言えば、仏になった場合、上にあげたようなことをすべてなくすということですね。
うーーん、これは永遠に法蔵菩薩は阿弥陀仏になれないのではと思ってしまいます~。

金剛寺 大手鞠

③燈籠の灯りは神様の霊をあらわす?


48の燈籠の灯りは神様の霊を表しているのではないかと思ったりします。

というのは、天火明命(アメノホアカリ)という神様がいるからです。

アメノホアカリは天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)という別名があります。

天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊というのは先代旧事本紀によるもので、記紀では単にニギハヤヒとなっています。

記紀はまた次のようにも記しています。

ニギハヤヒは物部氏の祖神で、初代神武天皇が日向から東征して畿内入りするよりもはやく、畿内に天下っていたと。

ここから、初代神武天皇以前、畿内には物部王朝があったとする説があります。

天皇家にとって都合の悪い内容ですが、記紀にこれを記さなければならないほど、「もともと畿内には物部王朝があった」ということは人々に知れ渡っていたということだと思います。

平重盛はこのニギハヤヒを厚く信仰していたのかもしれませんね。

  
金剛寺 

↑ ↓ これは花の名前がわかりません。ご存知の方、教えて下さい!

金剛寺  

金剛寺 牡丹 



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[2017/05/16 00:00] 奈良県 | トラックバック(-) | コメント(-)