京都市右京区 渡月橋
京都市西京区 法輪寺
2010年4月初旬 撮影
渡月橋
①十三詣関西では旧暦の3月13日ごろ、数え年13歳になった男の子・女の子が虚空蔵菩薩にお詣りする『十三詣』の習慣があります。
京都の『十三詣』は嵐山の虚空蔵法輪寺に参拝します。
というか、法輪寺が『十三詣』発祥の地なんじゃないかと思ったりするんですが、どうなんでしょう?2
渡月橋
②知恵もらい十三詣は別名を『知恵もらい』といいます。
虚空蔵菩薩は知恵を授けてくれる神として信仰されていました。
空海が虚空蔵求聞持法を行ってすげー記憶力を手に入れたという話は有名ですね。
また惟喬親王が法輪寺に籠って虚空蔵菩薩より漆の製法を授かったという伝説もあります。
法輪寺③決して後ろを振り返ってはいけない!十三詣を終えて渡月橋を渡る際、「決して後ろを振り返って見てはいけない。」と言われています。
うしろを振り返って見ると、せっかく虚空蔵菩薩より授かった知恵を失ってしまうというのです。
渡月橋
④法輪寺はあの世有名な記紀神話を思い出しますね。
イザナギは死んだイザナミを迎えに黄泉の国へ行き「愛しい妻よ、もどってきておくれ」と嘆願します。
イザナミは「黄泉の大王に相談してきます。その間、決して振り返って私の姿を見ないでね。」と言いました。
しかしイザナギは我慢できなくなって振り返ってイザナミの姿を見てしまいます。(ダメな男だなあ~)
イザナミの体は腐り、蛆がわいていました。
それを見たイザナギは恐ろしくなって逃げだしました。(ほんっっっっとうにダメな男だなあ~)
イザナミは「よくも私の姿を見たな!」と言って追いかけてきましたが、イザナギはなんとか逃げ切って黄泉平坂に大きな石を置いてあの世とこの世の境を塞ぎました。古の人々は法輪寺はあの世、桂川を隔てた対岸をこの世に見立てていたのではないでしょうか。
それで渡月橋を渡る際、「決して後ろを振り返って見てはいけない。」と言われているのではないでしょうか。
すると渡月橋はあの世とこの世を繋ぐ橋で、渡月橋の下を流れる桂川は三途の川?
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[2017/03/31 00:16]
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