fc2ブログ














走田神社 お千度詣り 弓構 『お千度詣り、弓講は妙見菩薩に関連する行事だった?』※追記あり 

京都府長岡京市 走田神社
千日詣で 弓講・・・1月13日


走田神社 弓講 神事  

①妙見菩薩は北極星を神格化したみほとけ

走田神社ではかつて妙見菩薩を祀っていたそうですが、明治の神仏分離令の際に隣の寂照院に移したそうです。
妙見菩薩とは北極星を神格化したみほとけです。

江戸の町は北極星になぞらえられて作られた町ではないかと私は考えています。
詳しいことは、こちらの記事を読んでいただきたいのですが→ 富士山 夕景色と朝景色 『関東に北極星・カシオペア座・北斗七星が存在していた?』 
ざっとかいつまんで説明いたします。(それでも文章・図多いですが・・・すいません~)

②龍安寺石庭はカシオペア座を表している?

龍安寺 石庭 レイアウト 

上の図は京都・龍安寺の石庭のレイアウト図です。

明石散人さんが龍安寺の石庭とはカシオペア座を表したものではないか、という説を説いておられるようです。(龍安寺石庭の謎/講談社文庫)

詳しくはこちらの記事をお読みください。→ 龍安寺 石庭 枝垂れ桜 『龍安寺石庭はカシオペアを模したものだった?』                      

カシオペア 

カシオペア座のⅯは向かって右のΛが向かって左のΛよりも幅が広くなっています。
龍安寺の石庭はこれとは逆になっています。

ですが星が天球に貼りついているものとして、神様が天球の上から眺めるとカシオペア座は日振島と同じように向かって右側のVが広い形に見えるはずです。



③全ての星は北極星の周囲を左回りに回る。

北斗七星とカシオペア座は北極星の周囲を左回りに回っていますが、これを左右反転させると下図のようになります。

カシオペア 北斗七星 左右反転の図

全ての星は北極星を中心にして左回りに回ります。夜空を左右反転させると右回りになります。
まるで北極星は自らが回転することで、宇宙を回転させているかのようです。

④江戸は北極星になぞらえて作られた町だった?

江戸の町は江戸城を中心に「の」の字を描くよう(右回り)に堀が作られています。

ファイル:Edo hori.png

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Edo_hori.png
よりお借りしました。
江戸中心部の堀、門等配置略図。著作権切れ(パブリックドメイン)の絵図の画像を
Safkanさんが加工されたものです。

そして江戸の東北には筑波山がありますが、筑波山にはふたつの頂があってカシオペア座のように見えます。

File:Mt.Tsukuba.jpg

上の写真は西側から望んだ筑波山です。
ウィキペディア(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mt.Tsukuba.jpg?uselang=ja)よりお借りしました。
RESPITEさんが撮影されたものです。

さらに江戸の西南には富士山があります。



上の地図の赤印のところが筑波山です。 
筑波山・東京(江戸)・富士山の位置関係に注目してください。
江戸を北極星、筑波山をカシオペアとすると、富士山は北斗七星を表しているように思えませんか。

北斗七星

北斗七星は右側部分が霞んだ富士山のようにも見えますね。

筑波山をカシオペア座、富士山を北斗七星と見立て、その中心に北極星に見立てた江戸の町を作ったのではないでしょうか。
江戸の町が「の」の字になっているのは、北極星が宇宙を回転させる力を表しているのだと思います。

②お千度詣りは北極星のパワーを意味している?

各地でお千度詣りをする習慣があります。
お千度詣りとは本来は千度神社にお詣りすることを言っていましたが、現在では3度で千度とみなしているところが多いようです。
えらいはしょり方ですが、大事なのは形よりも心ということなのでしょう~。

走田神社では榊を手に持った人のあとに大勢の参拝者が続き、長い行列を作って境内を右回りにゆっくりと3周していました。

走田神社 お千度詣り

貴船神社のお千度詣りも右回りでした。

かつて走田神社では妙見菩薩を祀っていたそうですが、もしかしたらお千度詣りって宇宙を回転させる北極星のパワーを意味している?

③鳴門の渦潮は北極星を表している?

江戸の町だけでなく、鳴門の渦潮も北極星をあらわしていると思います。
鳴門の渦潮も右回りで、左右反転させた天空の回転方向と同じです。

下は愛媛県の日振島です。図①の左右反転させたカシオペア座の形によく似ていますね。



日振島の位置を確認しておきましょう。

日振島 三上山 鳴門の渦潮 

日振島がカシオペア座だとすると、鳴門の渦潮が北極星、琵琶湖のほとりにある三上山が北斗七星になぞらえられていると思います。
さきほど富士山は北斗七星になぞらえられているとお話ししましたが、三上山は近江富士と呼ばれ、富士山に似た形をしています。

烏丸半島 蓮 

遠くに見えているのが三上山

④イザナギとイザナミは日本の中心で国生みを行った。


鳴門 渦潮2 
記紀神話によるとイザナギとイザナミは天の浮橋に降り立ち、矛を海に差し入れてこおろこおろとかきまぜ矛を引き上げた際、滴った潮が固まってオノゴロ島ができたとあります。

古の人々は鳴門の渦潮はイザナギとイザナミが矛でかきまぜてできた渦だと考えていたのではないでしょうか。

鳴門の渦潮は多くは右巻きですが、赤ちゃんは生まれてくるとき産道を右回りに回って(まれに左回りもあるそうです)生まれてきます。
鳴門の渦潮はイザナミの女陰に喩えられているのではないでしょうか。

そして古代の日本は九州から関東くらいまでで、鳴門の渦潮はちょうど日本の中心あたりにあったことになります。
古の人々は日本の中心である鳴門の渦潮を北極星になぞらえ、またイザナミの女陰になぞらえたのだとおもいます。

詳しくはこちらの記事をお読みください。→鳴門の渦潮 『国生みは渦潮で行われた?』  

走田神社 弓講

③弓構

走田神社ではお千度詣りのあと、弓構が行われました。
まず神職さんが弓を射たのち、二人の男性が2本づつ、3度矢を射ます。
2人×2本×3度=12本で、弓矢の数は合計12本ですね。
これは1月から12月までの12か月を表しているそうです。

走田神社 弓講2  

弓の的を見て、はっと思いました。
弓の的、これは渦巻きではなく同心円ですが、北極星を表しているのかも?


渦巻きはまた女性のシンボルをあらわしており、そこをめがけて飛んでくる弓矢は男性のシンボルをあらわしているのでは?

そしてお千度詣や弓構はかつてここに妙見菩薩(北極星を神格化したみほとけ)が祀られていたことにちなむ行事なのではないかなあと思ったりしました。

④おにぎりと走田


すべての行事が終わった後、参拝者におにぎりが授与されました。
持って帰って家でいただきました。(ありがとうございます!)
超おいしかったです!
たぶん、ご飯の炊き方や握り方がいいのでしょう。
添えられていた沢庵や筍の佃煮もおいしくて、大きなおにぎりだったのですが、ふたつともぺろっと食べてしまいました。

走田神社 おにぎり

社名の走田とは早稲田という意味なのだそうです。
それでおにぎりを授与しているのではないかなあと思いました。

⑤三角おにぎりは神の依代?

境内の社にもおにぎりが奉納されていました。

 走田神社 お供えのおにぎり

このおにぎりは上賀茂神社や岩倉神社などにある神の依代に似ていますね。
三角おにぎりは神の依代で、おにぎりの中に神様が宿っているのかも?

【追記】

2019年5月11日「チコちゃんに叱られる」再放送を見ていました。
チコちゃんが「おにぎりが三角なのは、神様が宿りやすいからー」と言っていました。私の考えであってたんですね♪
石川県の弥生時代の遺跡から発掘されたおにぎりが、走田神社の神前にお供えされたおにぎりと同じ形(細長い三角形)だったのです。
弥生時代と同じ形のおにぎりが走田神社で神様にお供えされているということに感動~!
平安時代にはおにぎりは「頓食(とんじき)」と言われ、一般の人が食べていたのは小判型だったようです。
少し前まで関西では三角おにぎりは弔辞用とされていたそうですが、それは三角おにぎりが神様にお供えするためのものだったからではないでしょうか。




上賀茂神社 雪



毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

※まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。

歴史ブログ 「旅・free style」http://arhrnrhr.blog.fc2.com/ もよろしくお願いします。




いつも応援ありがとうございます♪


にほんブログ村 写真ブログ 近畿風景写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
にほんブログ村

関連記事

[2017/01/15 00:00] 京都府 | トラックバック(-) | コメント(-)