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杭全神社 平野郷夏まつり  『猿田彦はニギハヤヒと同一神だった?』  

●杭全神社 夏祭

大阪市平野区にある杭全神社では7月11日から14日まで夏祭が行われます。
9代のだんじりが町内をかけまわるだんじり祭として有名なんですが、写真がないので(汗)
今日は7月14日の神輿渡御について書きます。

杭全神社 夏祭 (全興寺)

  
全興寺門前に神輿が置かれ神事が行われました。
全興寺には駄菓子屋さん博物館や地獄堂があります。

杭全神社 御神輿 

平野は平安時代に征夷大将軍だった坂上田村麻呂の次男・坂上広野が領主として開発した古い町です。

●祭の先導をつとめる猿田彦


猿田彦(天狗)が人力車に乗って町中を練り歩きました。

杭全神社 夏祭 猿田彦 

猿田彦の扇で頭を撫でてもらうとご利益があるといわれています。
日本神話では猿田彦神は天孫ニニギを高天原から葦原中国まで道案内した神なので、祭の行列では先導役を担うことが多いですね。

●高天原から葦原中国までを照らす神


日本神話には猿田彦は「高天原から葦原中国までを照らす神」と記されていますが、これにぴったりな神名を持つ神がいます。
天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてる くにてる ひこ あめのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)です。

「天」は「高天原」、国は「葦原中国」で、「天照国照」は「高天原から葦原中国までを照らす神」と読めます。

天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊という神名は先代旧事本紀にある記述で、古事記や日本書紀では単にニギハヤヒとなっています。
ニギハヤヒは、ニニギの子孫である初代神武天皇が東征して畿内入りするより以前に、天の磐船を操って畿内に天下っていた神です。

●初代神武天皇以前、畿内には物部王朝があった?

磐船神社 天の磐船
 
磐船神社
 
大阪府交野市にはこのニギハヤヒを祀る磐船神社があり、天の岩船と呼ばれる巨岩を祀っています。

ニギハヤヒは物部氏の祖神なので、畿内には神武以前に物部王朝があったという説もあります。

●本当の天照大神はニギハヤヒだった?

各地の神社などに天照大神は男神だという伝承があります。
また陰陽道では太陽は陽なので、陰の女性が太陽神・天照大神であるというのは矛盾があります。
そこで陽である男神・天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊=ニギハヤヒが本当の天照大神だとする説もあります。

ニギハヤヒは東征してやってきた神武に服したと、古事記や日本書紀には記されています。
自分の国を「どうぞ」といって他人に差し出す国王はいないでしょう。
神武とニギハヤヒは壮絶な国取合戦を行ったことでしょう。

●猿田彦はニギハヤヒの和魂だった?

しかし猿田彦とニギハヤヒ(=天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊)が同一神だとすると、猿田彦=ニギハヤヒはライバル・神武の先祖のニニギを、自分の国に案内したということになります。

猿田彦神はニニギに祟りこそすれ、葦原中国に案内なんてする? おかしいやん?
とか言われそうです。

陰陽道では祟り神(荒魂)は神として祀りあげると、ご利益を与えてくださる和魂に転じると考えます。
ニニギを道案内した猿田彦とは、祟り神(荒魂)・ニギハヤヒを神として祀りあげることで、和霊に転じさせた神なのではないでしょうか?


杭全神社 御神輿2 
 

毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2016/07/11 00:00] 大阪府 | トラックバック(-) | コメント(-)