京都市左京区 貴船神社
夏越神事・・・6月30日
●茅の輪潜り

水無月の晦日(6月30日)、貴船神社では夏越神事が行われています。
本殿前には大きな茅輪が置かれ、神職さんの後に続いて一般の参拝者たちも歌を唱和しながら茅の輪潜りをしました。
水無月の 夏越の祓ひ する人は、千歳の命 延ぶといふなり (1回目/左回り)
思ふこと みなつきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな(2回目/右回り)
蘇民将来 蘇民将来(3回目/左回り) ●シマクサラシと過越祭琉球地方には『シマクサラシ(疫祓いの意)』という風習があります。
牛を屠り、その血にススキの穂や桑の葉を浸し、家の門口や四隅に塗っておくと、悪霊が入ってこないと言い伝えられています。
また旧約聖書の『出エジプト記』の『過ぎ越しの物語』に次のようにあります。
モーゼはすべての長老を呼び次のように言った。
『羊を過越の犠牲として屠りなさい。そしてその血にヒソプ(ハッカ科の植物)を浸し、鴨居と入り口の二本の柱に血を塗りなさい。そして夜があけるまで外に出ず、家の中に籠もっておくように。』と。
神ヤーベはエジプト人の家で生まれた初子を全て殺しました。
その際、戸口に羊の血が塗られたユダヤ人の家には立ち寄りませんでした。
なんとも残酷で、差別的な神様だなあと思ってしまう~。
ユダヤでは毎年、太陽暦の3月末から4月初めころ、過越祭が行われていますが、これはこの逸話にちなむものだそうです。
↑ 布を裂く神事。布を裂く音で悪霊を退散させるとかなんとか言ってたような?(曖昧ですいません)●シマクサラシや蘇民将来伝説は過越祭の影響を受けたもの?シマクサラシや蘇民将来伝説は、この過越祭の影響を受けたものではないかという説があります。
とんでも説のようですが、西洋と日本はシルクロードでつながっていました。
法隆寺の柱のエンタシスもローマの建築様式の影響を受けたものだといわれていますね。
血と茅は音が同じであるところから、日本では血のかわりに茅を使うのだろうか、などと思ったりします。
●租未将来子孫也の護符とメズサ日本には『蘇民将来子孫也』と書いた護符を玄関に貼って魔除けにしますが、 同じ様にユダヤ人はメズサという神の言葉を書いた護符を家の門口につけます。
●蘇民将来はユダヤ人、巨旦将来はエジプト人?蘇民将来は『将来蘇る民』と読めますが、 聖書には『終末にメシヤが到来し、死者は墓から蘇る』とあります。
メシヤが蘇させるのはユダヤ人であって、エジプト人ではないでしょう。
蘇民将来はユダヤ人、巨旦将来はエジプト人のイメージと重なります。
●スサノオは日本版モーゼだった?蘇民将来がもてなした武塔神のルーツについてはよくわかっていませんが、スサノオと習合されています。
またスサノオは牛頭天王とも集合されています。
牛頭天王像は牛を頭に載せた姿のものの他、角の生えた姿で作られているものもあります。
ミケランジェロが刻んだモーゼにもまた角があります。
ヘブライ語で光のことをkornと記しますが、 角もまたkornであり、ミケランジェロは光と角を間違えたのだろうといわれています。
スサノオはモーゼをモデルとして作られた日本の神様なのかも?。
●人形流し

さて、茅の輪潜りをおえたのち、人々は人形(ひとがた)に息を吹きかけました。
これは自分の身についた穢れを人形に移すおまじないです。
人形は木箱に集められ、神職さんたちによって貴船川に流されました。
人形は風に乗って花びらのように散っていきました。
ううーむ、人形が十字架のように見える~。
毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
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