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馬見古墳群 花菖蒲 『帆立貝型古墳は何の形?』 

奈良県北葛城郡河合町  馬見丘陵公園館
撮影 2009年6月6日


●馬見古墳群

馬見古墳群は4世紀末から6世紀にかけて造営されたもので、そのうち8基を含む土地が馬見丘陵公園として整備されています。

ナガレ山古墳

ナガレ山古墳は築造された当時の姿に復元されていました。 (人物は堺祭の行列に登場された方です。/合成)
円筒埴輪がずらりと並ぶ姿は圧巻ですね。

エジプトのように乾燥した土地であったなら、この姿に近い状態のまま後世に残ったかもしれませんが、日本ではすぐ草木が生えて古墳が小山のようになってしまうんですね~。

前方後円墳はマナの壺を象ったものだった?

馬見丘陵 模型 

↑ 上はナガレ山古墳近くに置かれていた模型です。
ナガレ山古墳の形がよくわかりますね。

飛鳥昭夫さんは、前方後円墳の形は「マナの壺」であるとおっしゃっています。

マナの壺とは古代イスラエルの三種の神器のひとつで(あと二つはアロンの杖、十戒石版)、つきることなく中からマナ(餅に似た食べ物)が出てくるとされます。



上は大阪府堺市にある仁徳天皇陵ですが、確かに壺をひっくり返したようにも見えます。
仁徳天皇陵の前方部と後円部の境目には丸く膨らんだ部分がありますが、これは壺の左右にある持ち手であると、飛鳥昭夫さんはおっしゃっています。

●帆立貝形古墳は何の形?

馬見丘陵 花菖蒲

↑ 花菖蒲園の後ろに見えている小山は乙女山古墳です。 
航空写真でみるとこんな感じです。 ↓



前方後円墳に比べて前方部が短く、帆立貝形古墳と呼ばれます。
これは何を象ったものなのでしょうか?

交野天神 国栄石  

上の写真は大阪の交野天神社境内に置かれている国栄石ですが、袋の形をしていますね。
帆立貝形古墳は袋を形どったものではなのでしょうか?

智積院 布袋唐子嬉戯の図

上は京都・智積院にある「布袋唐子喜戯の図(作/月樵道人」です。

智積院 さつき 『布袋はなぜ大勢の子供たちと戯れているの?』 の記事の中で私は次のように書きました。

①母親のことを「お袋」というのは、袋が胎盤や子宮を意味しているからではないか。
②布袋が子供たちと戯れる絵が数多く描かれているが、それは布袋の持っている袋が胎盤や子宮を意味しているからではないか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E5%AE%AE#/media/File:Gray38.png
↑ こちらは『胎児の入った子宮』の図ですが、帆立貝型古墳はこれにもとてもよく似ています。

帆立貝型古墳は子宮をイメージしたものではないでしょうか。
つまり死者は子宮の中で眠っているというわけです。

昔の人は、死者が生まれ変わることを願って、このような形の古墳を作ったのかもしれませんね。

ナガレ山古墳 子供さんたち 

ナガレ山古墳の写真に、堺祭の行列に登場した子供さんたちを合成しました。



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[2016/06/22 00:00] 奈良県 | トラックバック(-) | コメント(-)