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璉珹寺(紀寺跡) 茉莉花 『女人裸形の阿弥陀如来』 

奈良市西紀寺町 璉珹寺
撮影 2014年5月18日

ピーカンに晴れた日って撮影が難しい~。
強い影が出てガチガチに写ってしまいました。
見苦しい写真ですいません~。

璉珹寺 門 茉莉花 
●女人裸形の阿弥陀如来

璉珹寺は紀寺の跡とも言われ、女人裸形の阿弥陀如来立像を御本尊としています。
裸の阿弥陀如来さまで、布で作った袴を着せてあるのですね~。
50年に1度、独身の女性によって袴が取り換えられるそうです。
このように裸形のみほとけを作って布の着物を着せるというのか鎌倉時代に流行ったそうです。

●伝香寺の裸地蔵


下の写真は奈良市伝香寺の地蔵菩薩様で、嬉しいことに撮影OKです。
裸形の地蔵菩薩様に着物を着せてあり、7月23日の着せ替え法要で新しい着物に着せ替えているそうです。

伝香寺 裸地蔵  

伝香寺の裸形の地蔵菩薩は陰蔵相(おんぞうそう)といって、男性のシンボルが体内に密蔵されているのだとか、
円相が描かれていると記されたサイトがありました。
円相とは禅の書画で一筆で円を描いたもののことですね。

つまり、伝香寺の地蔵菩薩の股間には円が描かれており、それは男性のシンボルが体内に密造されていることを表しているということでしょう。

みほとけには性別はないとされるので、みほとけの股間は陰蔵相で表されるのでしょうか。

●奈良国立博物館所蔵の阿弥陀如来の蓮華形は陰蔵相?


すると、奈良国立博物館所蔵の阿弥陀如来立像 ↓ も陰蔵相だといえるのでしょうか?
http://www.narahaku.go.jp/collection/658-0.html
拡大してみると、股間に円形が描かれ、周囲に花びらのようなものがついています。
調べてみたところ、股間についているのは蓮華形とのことです。

●新薬師寺「おたま地蔵」は男の地蔵菩薩だった。

新薬師寺には「おたま地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩があります。
解体修理に出したところ、内部から裸形の体部が発見されました。
もともと裸形のみほとけであったのですが、あとから木製の衣を貼りつけたのですね~。
修理後は裸形の体部に頭部をつなぎ、2体の地蔵菩薩として安置されています。

随分前のことですが、この「おたま地蔵」を拝観したことがあります。
裸形のみほとけの方は、陰蔵相ではなく、股間に蓮のつぼみがついていました。
つまり、蓮のつぼみが男性のシンボルになっているわけです。

みほとけには性別はないといいますが、「おたま地蔵」は男性だといえるでしょう。

●璉珹寺の阿弥陀如来はなぜ女人とされているの?


すると、璉珹寺の女人裸形の阿弥陀如来様の下半身はどうなっているんでしょう?
「このばちあたりめがーー!」と怒られるかもしれませんが、どうしても気になる。(笑)

上半身には何も身に着けておられませんが、お胸はないです。
お胸がないなら、女性じゃなくて男性なんじゃないの、とおっしゃられるかもしれませんが
胸のない女性だっています。(ハーイ!)
やはりこのみほとけが女性であるとされているのは袴に隠されている下半身にあるのではないでしょうか?

そんなことを考えながら門を出ると、門にこんな張り紙が。↓

璉珹寺 張り紙


張り紙に描かれているようなうず巻きがお庭の砂にも描かれていました。(写真撮り忘れました・・・)

ちょっと今探してみても見つからないんですが(汗)、このような渦巻きが描かれた裸形の仏像をネットで見た記憶があるんですよね。

璉珹寺さんのお庭に渦巻きが描かれているのは、御本尊の阿弥陀如来様の股間に渦巻きが描かれているからではないでしょうか?

●鳴門の渦潮はイザナミの女性器だった?


話は変わりますが、イザナギとイザナミが国産みをしたおのころ島の所在について、諸説ありますが、淡路島の南海上4.6kmほどのところにある沼島だとする説が有力です。

でも私はもっと鳴門の渦潮の近くにある飛島あたりではないかな、と思ったりします。
というのは、イザナミの女性器とは鳴門の渦潮のことじゃないかと思っているからです。



(動画お借りしました。ありがとうございます。)

イザナミは国産みで、淡路島・四国・隠岐島 ・九州 ・.伊伎島・.佐度島・本州・..児島半島・ .小豆島・周防大島・姫島・.五島列島 ・.男女群島と、次々に島を産んでいきます。

昔の日本に東北地方や沖縄地方は含まれていませんでした。
国産みの記述を見ると、日本の最も東は佐渡島、最も西は男女群島であるようです。
すると、鳴門の渦潮のあるあたりがちょうど昔の日本の中心ぐらいになると思うんです。
鳴門の渦潮は国産みにぴったりな場所だと思うんですが、どうでしょう?

そして赤ちゃんは右に回転しながらお母さんのお腹の中からでてくるのです。(左回転のケースもまれにあるとか。)
鳴門の渦潮もまれに左巻もあるそうですが、ほとんど右巻なのだそうです。

そういうわけで渦巻きが女性を表すものではないかと思うわけです。

男性は蓮のつぼみで、女性はうず巻きだなんて、なかなか洒落ていると思いませんか?

璉珹寺 石仏 茉莉花 

毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

※まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。



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[2016/05/15 00:00] 奈良県 | トラックバック(-) | コメント(-)