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秋篠寺 木蓮 『伎芸天は迦楼羅だった?』 

奈良市秋篠町 秋篠寺

秋篠寺 木蓮3 
かなり以前に撮影した写真です。
うちの近所では今木蓮が満開なんですが、奈良ではまだ早いかも?
白木蓮って大きな花を咲かせるのに清楚な感じがしませんか。
秋篠寺の本堂に安置されている技芸天に似ているような気がします。

●伎芸天と迦楼羅の共通点

日本に現存する伎芸天は秋篠寺のものだけです。

美しいみほとけは数多くありますが、秋篠寺の伎芸天ほど優しそうな表情のみほとけは他にはないと思います。
掘辰雄さんはこの像を『東洋のミューズ』と称讃しました。
ミューズとはギリシャ神話に登場する音楽・舞踏・学術・文芸などを司る女神です。

だけど、私はこの美しい伎芸天を見て、迦楼羅(かるら)だ!と思ってしまったんですね~。 
http://www.bell.jp/pancho/travel/nisinokyo/akisino_dera.htm (伎芸天)※真ん中あたりに写真があります。
技芸天の耳のあたりを見てください。
三面宝冠をつけているとのことですが、宝飾の真ん中あたりに小さな二重の円があります。

次に迦楼羅の伎楽面を見てください。
http://nohmask21.com/mask-v/karura.html
恐ろしい顔をしていて伎芸天にはちっとも似ていませんが、耳に伎芸天と同じような二重の円がありますね。

私は伎芸天と迦楼羅のこの二重の円は鳥の耳を表したものではないかと思うんです。
鳥の耳は羽毛で隠れていてわかり難いんですが、小さな穴があいているんですよ。
http://kids.gakken.co.jp/kagaku/110ban/text/1242.html

迦楼羅は鶏冠とくちばしを持ち、鳥を神格化した神です。
そして伎芸天は器楽の技芸に秀でた神・・・ということは音楽の神なので、やはり鳥を神格化した神なのではないでしょうか?

秋篠寺 木蓮

●蛇を食べる迦楼羅

秋篠寺の大元堂には大元帥明王像が安置されていますが、仏で年に1度、6月6日のみ開扉されます。
実物を拝んだことはないんですが、お堂の前に写真が貼ってありました。

 大元帥明王は炎髪に憤怒の表情をされ、腕や首には蛇が巻き付いていました。

 大元帥明王の写真を見て、私はやっぱり伎芸天は迦楼羅だと思いました。
というのは、迦楼羅は蛇を食べるとされているからです。

秋篠寺は恐ろしい蛇神を鎮魂する寺なのではないでしょうか。
蛇神はひどく祟る神だったのでしょう。
そこで蛇神=大元帥明王を秘仏として大元堂に閉じ込めて外に出られないようにし
本堂には蛇を食べて退治してくれる迦楼=伎芸天を祀ったのではないでしょうか。

その恐ろしい蛇神の正体についてはまた改めてお話ししたいと思います。

 



毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2016/03/23 00:00] 奈良県 | トラックバック(-) | コメント(-)