奈良市 奈良公園
なら瑠璃会・・・http://rurie.jp/東大寺大仏殿前にある鏡池の噴水をスクリーンにして、色とりどりの花が咲きます。
光の中に表れたのは大仏さまかな?

大仏殿の観相窓から大仏さまのお顔が見えます。

興福寺。
春日大社参道のミラーボーラ―。
おとぎの国に迷い込んだかのよう。
星をちりばめたような冬七夕ロード。

●日本には星の神は一柱しかいない? ということで、今日は星の神についての話をしたいと思います。
ギリシャ神話にはたくさんの星の神が登場しますね。
でも記紀神話には日本の星の神はたった一柱しか登場しません。
天津甕星(あまつみかぼし)またの名をカカセオといいます。
この天津甕星は天照大神の葦原中国平定に最後まで抵抗した荒々しい神だといいます。
どうやら日本の星の神は「まつろわぬ民」の神であるようです。
それにしても、なぜ記紀神話には星の神がたった一柱しか登場しないのでしょうか。
これについて、星の神はもともとは大勢いたが、抹殺されたとする説があります。
『上記(うえつふみ)』という歴史書があります。
後世に記された偽書だとされていますが、この中に星の神がたくさん登場します。
トムツツ(北極星)、アカユツツ(ペテルギウス)、イユキツツ(スピカ)などです。
上記が偽書であるとしても、全ての記述が偽りであるとも言い切れず、古にはトムツツ・アカユツツ・イユキツツと呼ばれる星の神が存在していたのでは、と思ってしまいます。
また大阪の住吉大社の神・底筒男命・中筒男命 ・表筒男命はオリオン座の三ツ星を神格化した神ではないかと言われています。
上記に登場する星の神の名はすべて「~ツツ」なっています。
住吉大社の神の名にある「筒(ツツ)」は星の神であることを示しているのではないかというのです。
●大きな石は空から降ってきた星であると考えられていた?大阪府交野市にある磐船神社の御祭神・ニギハヤヒは『雲陽誌』という書物の中で星の神であるとして、次のような内容が記されています。
延宝7年、島根県松江市の松崎神社で石が掘り出され、古語『星隕って石となる』から神・ニギハヤヒの石として宝物にしたと。
磐船神社 御神体 『天の磐船』どうも昔の人は大きな石は空から降ってきた星だと考えたようですね。
ニギハヤヒが乗ってきた「天の磐船」は落ちた流星が固まって石になったものだと信仰されたのでしょう。
ニギハヤヒとは物部氏の祖神で、初代神武天皇が日向から東征して機内入りする以前に天の磐船を操って天下っていたと記紀には記述があります。
ここから初代神武以前、畿内には物部王朝があったとする説があります。
この物部氏は星を神と崇める民であり、あとからやってきた天皇家が物部氏が崇めていた星の神を抹殺し、日本書紀にたった一柱の星の神のみ記述したのではないかと思ったりします。
春日大社 夜神楽 毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
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