兵庫県丹波市 高源寺
2014年11月9日 撮影

小雨の降る日でした。
高源寺は1325年に遠谿祖雄が創建したとされます。
遠谿祖雄は中国杭州の天目山で禅の修行を積んで日本に帰国しました。
そして高源寺の境内に天目山より持ち帰った天目カエデを境内に植えたと伝わっています。
そのため、高源寺の楓は天目楓が多いそうです。
でもどれが天目楓なのか、天目楓とよく見かけるいろば紅葉のどこかどう違うのか、私には全然わかりませんでした~。
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)または天目一命という日本の神がいるのですが、この神は鍛冶の神で、天照大神が岩戸に隠れた際、刀斧・鉄鐸を造っています。
天目一箇神という神名は隻眼をイメージさせますが、鍛冶をする際、片目をつぶって火を見るため、片目を失明することが多かったといわれます。
鉄釉を用いた茶碗のことを天目茶碗といいます。
写真はこちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9B%AE%E8%8C%B6%E7%A2%97#/media/File:Hares_fur_IMGP3594.jpg
天目茶碗と言われるのは、中国の天目山に留学した僧が日本に持ち帰ったことに由来すると一般にはいわれています。
(※天目山に留学した僧が、高源寺の開山・遠谿祖雄のことなのかどうかわかりませんが。)
でも本当は鉄釉を用いて焼かれているところから、鍛冶の神・天目一箇神にちなんで天目茶碗と言うのではないか、と思ったりします。
天目もみじもその赤い色が鉄を思わせるところから名付けられたんだったりして。

塔百景62
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[2015/11/04 00:00]
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