五山送り火の写真を撮るのって、むむむ難しい~。
電線入りまくりでうまく消せなかったり、ノイズでまくりだったり、構図もどうしようかと悩みまくり
雨がふって空はもやもやしまくり、おまけに煙は出まくり、まくりまくり~~
いまいちな写真ですが、いちおうアップしておきます(大汗・・・)
↓ 左大文字
↓ 舟形

このほか、大文字、妙法、鳥居型があります。
大文字も撮ったんですが、とても人にお見せできないようなひどい写真~。
送り火の大文字は、星や人間を表しているという説があります。
舟形は西方寺(京都市北区西賀茂鎮守菴町50)の開祖・円仁が847年、唐から日本へ戻る途中で暴風雨に会い、「南無阿弥陀仏」と唱えたところ無事日本に帰ることができたという故事にちなむとされます。
お盆になって戻ってこられたお精霊さん(おしょらいさん/先祖の霊のこと)をあの世に送るのが送り火ですから、舟形はお精霊さんをあの世に送り届ける舟というイメージなのでしょう。
↑ 上の写真は奈良県の當麻寺で毎年5月に行われている「二十五菩薩練り供養」です。
當麻寺 當麻のお練り 『中将姫は藤原豊成の和魂だった?』 人が死んだとき、極楽浄土より阿弥陀仏が二十五菩薩を伴ってやってきて、極楽浄土へ連れて行ってくれるという信仰を表したものです。
これと同様の行事が京都の即成院でも行われており、即成院の練り供養について『別冊太陽・梅原猛の世界(平凡社)』に次のようなことが書いてありました。
①二十五菩薩練供養は源信の『迎講』が初め。
②『迎講』は死者をあの世に届ける儀式であると同時に、この世の人が再生する儀式でもあった。
③お練りに参加した人はこの日生まれ清まるという信仰があった。
どうして死者をあの世に届けると、この世の人が再生するなどと考えられたのでしょうか?
↑ こちらは貴船神社の大祓です。
貴船神社 夏越神事 『蘇民将来伝説とユダヤの過越祭』 人形に息を吹き替えて穢れを移したあと、人形を川に流して身を清めるというものです。
人形は人間の身代わりなんですね。
↑ こちらは和歌山県・淡嶋神社の雛流しです。
淡嶋神社 雛流し 『なぜ雛人形は首が抜けるのか』 人形は写真のように舟に乗せて流されることもありました。
即成院や當麻寺の練り供養は、生きている人が死者に穢れをうつし、死者に穢れをあの世にもっていってもらうことで、自分は再生するという儀式のように思えます。
するとお盆にこの世に戻ってきたお精霊さんをあの世に贈る行事である五山送り火も、死者に穢れをあの世にもっていってもらう行事のように思えます。
塔百景52↑ 真如堂では五山送り火にあわせて精霊送り灯ろう供養会が行われました。
写真は失敗でしたがまたチャレンジしたいです。(汗だらだら)
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[2015/08/22 00:16]
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