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玉出のだいがく 『だいがくは玉出の天神祭?』 


大阪市西成区 生根神社

玉手のだいがく・・・7月24日、25日

玉手のだいがく

①だいがくは玉手の天神祭?

7月24日、25日は天神祭ですが、同じ日、玉出では「玉出のだいがく」が行われます。

天神祭は菅原道真を祀る大阪天満宮の祭礼です。
道真の命日は旧暦2月25日なので、天満宮の縁日は25日とされています。
天神祭の本宮が7月25日なのはそのためです。

生根神社では明治初年に筑前天満宮を合祀しており、主祭神は少彦名命・蛭児命・菅原道真です。
玉出のだいがくが天神祭と同じ日なのは、玉出のだいがくが道真を慰霊するお祭りだからなのかもしれませんね。

 玉手のだいがく2

②だいがくって何?

たくさんの提灯をつるした大きな立て物がだいがくです。

だいがくは台楽または台額と記されますが、語源は不明です。

玉手のだいがく3 
③旧暦が用いられていた時代、祭礼はいつだった?

旧暦が用いられていた時代には天神祭は6月25日に行われていました。
生根神社の祭礼はどうだったんでしょうか。

現在7月に行われている祭は旧暦6月に行われていた夏祭りであるとし、生根神社の玉出のだいがくにも触れられているサイトがあったのですが、現在記事をみつけることができません。
kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstre...

ですが、どうやら玉出のだいがくも旧暦では6月25日に行われていたっぽいですね。

玉手のだいがく  

③玉手のだいがくはお盆の行事?

旧暦7月は新暦換算すると8月です。
旧暦7月1日は釜蓋朔日といいお盆のシーズンの始まりでした。
7月7日の七夕はお盆の入りの行事だったのです。
さきほど天神祭についてお話しましたが、古くは7月7日に船渡御が行われていたそうです。
天神祭はお盆の行事であったのかも。

すると天神さん(菅原道真)の縁日に行われている玉出のだいがくもお盆の行事だったのかもしれませんね。
祭礼日が6月25日だと、あと6日で釜蓋朔日だし。
たくさんの提灯の灯りは迎え火の意味合いがあるのだったりして。
 

玉出のだいがく


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[2019/07/23 20:54] 大阪の祭 | TB(0) | CM(0)

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