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大阪国際空港 夕景 『空港敷地内に多数の飛び地がある理由』 

モリタさんに撮影地などいろいろ教えてもらって(まねっこして・・・汗)大阪国際空港に飛行機を撮りにいきました。
モリタさあーん、ありがとう~。
モリタさんの情感あふれる飛行機の写真はこちらです。 → しょうもないブログ(おもしろいブログです♡)

大阪国際空港 夕陽5

ジェット機 ↓
大阪国際空港 夕陽

大阪国際空港という名称ですが、騒音問題などがあって現在は国内便のみで、敷地は大阪府池田市・大阪府豊中市・兵庫県伊丹市にまたがっています。

プロペラ機 ↓
大阪国際空港 夕陽4

大阪国際空港内には豊中市・伊丹市・池田市それぞれの飛び地が6カ所あります。

さらにこの池田市の飛び地の中に豊中市の飛び地があり二重飛び地となっているところも。
そしてこれらの飛び地の境界は直線で構成される多角形になっています。
http://ratio.sakura.ne.jp/uploads/2011/11/20111113nikkei.jpg

2011年11月13日の日本経済新聞に『大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎。(大阪社会部 舩越純一)』という記事が掲載されました。
その記事には次のような内容が記されていました。

①飛び地の境界が直線になっているのは奈良期の条里制の名残ではないか。(伊丹市立博物館館長・小長谷正治氏談)

https://www.google.co.jp/maps/@34.7841092,135.440327,5409m/data=!3m1!1e3
上は大阪国際空港の航空図ですが、土地が升目状に区切られているのがわかりますね。

②「享保16年小坂田村絵図」の伊丹市ゆかりの貴人の墓所が、現在の伊丹市の飛び地になっている。
享保16年は1731年なのでら、280年前から飛び地が存在していた。
http://ratio.sakura.ne.jp/uploads/2011/11/20111113nikkei.jpg

③明治初期、ターミナルビル近辺には北今在家村や小阪田村など村が5つほどあったが、段階的に現在の3市に集約された。
空港拡張工事が進む中、1967年に3市は飛び地の境界線を画定させた。

④ 江戸期、一帯に似た名称の村が多数あり、それらが合併を重ねた。
似た名称の村が近接して存在した理由は、太閤検地の際に徴税しやすくしようと、大きな村を細かく分割したのが原因ではないか。
別の村となったところに自分の田畑があり、飛び地として代々引き継いだのではないか。(大阪大学教授・村田路人氏談)

大阪国際空港 夕陽6

↑ 東の空も夕焼けで染まりました。


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[2015/07/26 12:50] 大阪府 | トラックバック(-) | コメント(-)