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愛宕念仏寺 雪 『風葬の地に建つ寺』 


京都市右京区 愛宕念仏寺

①愛宕念仏寺

阪急嵐山駅から天龍寺を経て奥嵯峨へ。
 
鳥居本 雪 
愛宕神社の一の鳥居


愛宕神社は愛宕山の山頂にあるのですが、交通の便が悪くて行ったことがありません。

鳥居本 雪2 
さらに歩いていくと愛宕(おたぎ)念仏寺の仁王門が見えてきます。
 
愛宕念仏寺-仁王門 
愛宕念仏寺 仁王門

愛宕念仏寺の境内にはたくさんの羅漢様がおられます。

愛宕念仏寺 地蔵堂

愛宕念仏寺 羅漢 
たくさんの羅漢像は1981年以降に参拝者が彫って奉納したものだそうです。

愛宕念仏寺は奈良時代の創建と伝わる古いお寺で、もともとは東山区の六道の辻にありました。

愛宕念仏寺跡


東山区の六道の辻には『愛宕念仏寺 元地』と記された石碑が建てられています。
愛宕念仏寺を創建したのは奈良時代の女帝・称徳天皇とされており、当初は愛宕寺という寺名でした。

1922年、荒廃していた愛宕念仏寺の本堂・地蔵堂・仁王門を現在地に移築しました。

②六道の辻

愛宕寺が建っていた『六道の辻』の『六道』とは、生きとし生けるものが死後永遠に輪廻すると考えられた6つの世界(地獄道・餓鬼道・鬼畜道・修羅道・人間道・天上道)のことです。

六道の辻は鳥辺野の葬送地の入り口に当たり、六道にちなむ6つの寺院-六道珍皇寺・西福寺(地蔵堂)・六波羅蜜寺・愛宕念仏寺・姥堂・閻魔堂が建っていて、死者に引導を引き渡す役割を担っていたそうです。
(現在は愛宕念仏寺のほか、姥堂・閻魔堂もありません。)

六道珍皇寺 
六道珍皇寺

③風葬の地

升目で構成された平安京の外側には3つの風葬地・蓮台野、鳥辺野、化野が作られました。
愛宕念仏寺は鳥辺野から化野に移転したわけです。

愛宕念仏寺の移築場所としてこの地が撰ばれたのは、この地が愛宕山(愛宕神社)の神域だったこと、
化野が鳥辺野と同じ風葬地であったためではないかと思います。
愛宕念仏寺は死者に念仏を唱えて成仏させる寺だったのではないでしょうか。

愛宕念仏寺 多宝塔


毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2017/01/12 00:00] 京都府 | トラックバック(-) | コメント(-)