滋賀県犬上郡 西明寺
2008年11月16日 撮影
西明寺 三重塔塔百景29西明寺には次のような創建説話が伝えられています。
834年、三修上人(慈勝上人)が琵琶湖の西岸を歩いていたところ、琵琶湖東方より紫雲が現われ光がさしました。
三修上人は飛燕の術(空を飛ぶ術)を用いて琵琶湖を飛び越え湖東へやってきました。
そして閼伽池に向かって祈ったところ日光菩薩、月光菩薩十二神将を随えた薬師如来の姿が現れました。
この話を聞いた仁明天皇はこの地に勅願寺の建立を命じられました。
薬師如来が放った光が、仁明天皇がおられる京都の宮中に向かって、西方を明るく照らしたため「西明寺」と名付けられました。
また東には青龍、西には白虎、南には朱雀、北には玄武と四柱の聖獣が住むとされます。
西明寺は湖東にあるため、東の青龍が住む場所ということで「龍應山」と名付けられました。
西明寺 二天門
二天門 増長天
二天門 持国天
●東は薬師如来、中央は池、西は阿弥陀如来京都府木津川市加茂町西小札場にある浄瑠璃寺を思い出します。
浄瑠璃寺の境内には池があり、池の東には三重塔があって薬師如来が、池の西の本堂には阿弥陀如来が祀られているのです。
池の西の細長い建物が浄瑠璃寺本堂です。池を挟んだ東に三重塔があります。薬師如来は東方浄瑠璃世界に住んで現世の苦しみを除く仏、阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主とされています。
それで浄瑠璃寺では池の東に薬師如来、池の西に阿弥陀如来を祀っているのですね。
東・・・・・薬師如来
中央・・・池
西・・・・・阿弥陀如来●三修上人は阿弥陀如来の化身?西明寺は琵琶湖の東にあって薬師如来を祀っています。
そして西明寺を創建した三修上人は琵琶湖の西岸を歩いていたとあります。
東・・・・・薬師如来・・・西明寺
中央・・・池・・・・・・・・・琵琶湖
西・・・・阿弥陀如来・・・三修上人?三修上人は伊吹山の弥高寺を開山したともされる伝説的な行者ですが、もしかして三修上人はて阿弥陀如来の化身であると考えられていたのでしょうか?
西明寺 門(庭園出入り口)毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
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[2016/11/10 00:00]
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