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壬生寺 中堂寺六斎『弁慶のモデルは酒呑童子?』 


京都市中京区 壬生寺
中堂寺六斎奉納 8月16日


中堂寺六斎 
 
①橋弁慶


中堂寺六斎では橋弁慶の演目があります。

橋弁慶という能の演目がありますが、それを六斎の演目としてとりいれたのでしょうか。

能の橋弁慶は次のようなストーリーになっています。

弁慶は五条天神に丑の刻詣を行っていたが、従者が「少年が千人斬りをしているので、今日は参詣しないほうがいい」と進言しました。
弁慶は逆に退治しようと出かけました。
弁慶は女装した牛若丸にあい、斬りかかったがどうしてもかなわず、弁慶は牛若丸の家来となりました。


一般によく知られている話では、弁慶が千本の武器を集めるために通行人を襲っており、そこへ通りかかった牛若丸と戦うとなっていますが、能ではその逆で千人斬りをしているのは牛若丸のほうなんですねw

もともとの話はどちらなんでしょう?

名称未設定_パノラマ1


 ②弁慶は複数の比叡山僧兵をモデルに創作された?

弁慶は吾妻鏡1185年11月3日条に源義経の郎党として名前が記されています。
なのでそういう名前の義経の郎党は実在していたとも考えられますが、弁慶の話のほとんどは後世の創作のようですね。

『吾妻鏡』や『玉葉』には次のような話が記されています。

源義経が都落ちしたあと、比叡山の僧兵(悪僧)が義経を庇護した。
その中の俊章(しゅんしょう)が義経を奥州まで案内した。
1188年8月17日、千光房七郎が悪徒浪人を集めて悪行を働いてお尋ね者になる。
1189年1月13日、比叡山の僧兵・千光房七郎(せんこうぼう しちろう)が北条時定に捕らえられた。


これら複数の比叡山僧兵たちがモデルとなって弁慶伝説が作られたとする説もあります。

 名称未設定_パノラマ1


③鬼子として生まれた弁慶

弁慶の父親は熊野別当で、弁しょう(義経記)とか弁心(弁慶物語)という名前だったとされます。
この弁しょう(または弁心)が二位大納言の娘を強奪し、この娘が弁慶を産んだとされます。

弁慶は母親の胎内に
18ヶ月(『弁慶物語』では3年)いたとか、大変大きな赤ちゃんで生まれたとき3歳児くらいの体つきだったなどといわれます。
生まれたときすでに髪は肩のあたりまであり、奥歯も前歯も生えそろっていたとか。
父は弁慶を鬼子だと考えて殺そうとしましたが、叔母が引き取って鬼若と名付け、京で育てたということです。

中堂寺六斎 棒振り

中堂寺六斎 棒振り 
 
④鬼子

古には親に似ていない子供や異様で姿え生まれた子供、特に歯が生えて生まれた子供のことを鬼子といいました。

歯が生えるのは通常生後4か月~6か月後ですが、1000人に2人くらいの確立で歯が生えてうまれてくることがあるそうでで、新生児歯(魔歯)といいます。

群馬県山田郡では歯が一本はえて生まれた子供は捨てて近所の人に拾ってもらっていたそうです。
二本の場合逆に出世相であるといわれました。

生後10か月で歯の生えた子供は「塔婆」と呼び、三つ辻に捨てて人に頼んで拾ってもらうというようなこともしていたようです。

愛知県田峯では、鬼子が生まれると親子のうちの一方が死ぬと言われ、鬼子が生まれると殺されていたそうです。

屋久島では鬼子の歯を折って、鬼子ではなかったことにしていたのだとか。

中堂寺六斎
 
⑤鬼は生まれたときから歯がはえそろっていた。

鬼といえば酒呑童子が有名ですね。
酒呑童子の伝説は各地で様々に伝わっているようですが、新潟県では越後国の鍛冶屋の息子で、母親の胎内に16か月おり、生まれたとき歯と髪が生えそろっていたといいます。
生まれてすぐ歩き出し、言葉も話せたのだとか。

茨木童子という鬼もいますが、彼も生まれたときから歯が生えそろっていたとされます。

酒呑童子や茨木童子などの鬼は鬼子を誇張して創作されたものなのかもしれませんね。

中堂寺六斎2

⑥弁慶は酒呑童子をモデルに創作された?

弁慶は比叡山の僧兵でしたが、酒呑童子は比叡山の稚児であったという話が伝わります。
弁慶も酒呑童子も生まれながらにして歯が生えそろっていて、体もおおきかったといわれます。
弁慶という人物は実在していたかもしれませんが、弁慶の物語のモデルは酒呑童子だったりして?

中堂寺六斎2 

中堂寺六斎 

中堂寺六斎 

中堂寺六斎 

中堂寺六斎 獅子



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