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築港赤レンガ倉庫 『事故件数だけではわからない高齢ドライバーの危険性?』※追記あり 

大阪市港区 築港赤レンガ倉庫(ジーライオンミュージアム)

※文末に追記あり


築港赤レンガ倉庫12 
築港赤レンガ倉庫は1923年に住友倉庫によって建設されました。
現在はクラッシックカーを展示するジ―ライオンミュージアムとなっています。
赤レンガのシャビーな雰囲気とクラッシックカーがマッチしたすてきな空間です。

①交通事故は若い人のほうが多い?



https://www.youtube.com/watch?v=Mxz0GQpkv_8&lc=z23wyv5oax3mwblltacdp431yzoe4irnqtkqf3vsdfdw03c010c.1557486284409176

上の動画で武田邦彦さんが、次のようなことをおっしゃっています。

交通事故統計には3つある。
a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)
b.事故数(事故件数)
c.走行距離あたり(ペーパードライバーを含まない)
現在老人の数が増えているので、老人の事故が増えている(老人の事故率ではなく事故件数が増えている。)。
警察庁は交通事故の絶対数が増えては困るので老人を攻撃している。
abcは大雑把に見て似ている。
事故が1番多いのは10代。2番目は20代。かなり下に30代~70代。30代~70代のちょっと上に80代。
アクセル・ブレーキ踏み間違え事故も、ほとんどの統計を見ると若い人に多い。
若い人が事故をおこす原因は慌てたり乱暴な運転をすること。
 老人が事故をおこす原因は判断力や運動神経の低下。

慌てたり乱暴な運転をする若い人は免許返納しなくてもよくて、判断力・運動神経が低下した老人は免許返納しろというのはおかしい。

※もしも「武田さんはそんなこと言っていない」という方がいれば、私が動画のどのあたりを聞き間違えているのか時間数で示してお教えいただけるとありがたいです。

築港赤レンガ倉庫5

②運転免許返納は年齢ではなく個人の能力で決めるべき。

最初に私の意見を言っておきます。
運転免許を取得する際には試験がありますね。
試験があるということは、個人の能力で、運転免許を与えてもいいかどうかを決定しているということになります。
これと同じで、免許返納すべきかどうかは個人個人の能力を見て判断するべきではないでしょうか。

本来であれば個人の能力をはかって決定するべきところを、性別・年齢・国籍・血筋などで判断することを差別といいます。
ですから「高齢者は免許返納すべき」というのは差別にあたる可能性があると思います。
高齢者であっても運転するのに必要な判断力・運動神経を十分に備えている人もいると思います。

「高齢者は免許返納すべきは差別である。」とは思うのですが、それでも私は武田さんの発言はちょっとおかしいのではないか、と思うのです。
その理由を説明します。

築港赤レンガ倉庫4

③武田さんはなぜデータを提示しないのか。

今回に限らず、武田さんはあまりデータを提示するということをされません。
またたまにデータを提示しても、データソースを提示しないことがほとんどです。

こういう話をするときにはデータを提示すれば(リンクを貼るだけでもいい)わかりやすくていいと思うのですが。

武田氏は以前にPETボトルリサイクル推進協議会から「データねつ造」と指摘されたことがあるそうで、それでデータソースを提示するのは畏れておられるのかも、と思います。

でも改変しないデータをもちいれば、「ねつ造」とはいわれなかったんじゃないかと思いますが。

このあたりのことはウィキペディアにも記述がありますが、武田さんの説明を聞いてみないとよくわかりません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6#資源保護問題_2

築港赤レンガ倉庫8

④年代別事故発生件数 1位は10代。2位は20代。3位は80歳以上。

ネットでぐぐってみたところ次の記事が出てきました。グラフは全て下の記事から引用させていただきました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20161120-00064606/


上のグラフは、平成17年~平成27年の間に起こった事故の件数を年代別に分けて折れ線グラフを作ったものです。

①のところで、武田先生が事故件数の統計の取り方について、次の3つがあると教えてくださっていることを書きました。

a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)
b.事故数(事故件数)
c.走行距離あたり(ペーパードライバーを含まない)

上のグラフはb.事故数(事故件数)です。

たしかに武田さんがおっしゃるように、事故件数は10代がもっとも多く、ついで20代が多いです。3番目に多いのが80歳以上となっています。



平成27年における交通事故の発生状況


上の図は、平成17年から27年までの、免許者10万人あたりの事故数です。a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)

免許者あたりの事故率=事故件数÷免許者数 ですね。
その免許者あたりの事故率に、わかりやすくするため10万人をかけてあるわけです。
ですから、これは事故率(事故の起こしやすさ)といってもいいかもしれません。

a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)=事故率

これを見ても、一番高いのは10代、2番目が20代、3番目が80代となっていて、武田さんがおっしゃっているとおりです。

残念ながらc.走行距離あたり(ペーパードライバーを含まない)=事故率 のグラフはありません。

築港赤レンガ倉庫6 

⑤武田さんがなぜか触れない死亡事故率

ここまでなら、武田さんがおっしゃっていることは正しいといえそうです。
ですが、https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20161120-00064606/
上の記事をさらに読み続けていくと、「死亡事故率」という言葉がでてきます。
「死亡事故率」という言葉は武田さんの説明にはありませんでした。

警察庁・平成27年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況について

上のグラフは、死亡事故の件数、b.事故数(事故件数)示したものです。

10代と80歳以上が起こす死亡事故は少ないです。
警察庁・平成27年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況について

上は、年代別の免許者10万人当たりの死亡事故件数です。(死亡事故のおこしやすさ)a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)=死亡事故率

免許者10万人当たりの死亡件数(死亡事故率)は、10代と80代が高いです。

80代の死亡事故数の多さは第1当事者(事故当事者のうちもっとも過失の重い者)である80代のドライバーが死亡するケースも多いと思います。

死亡したのが、第1当事者なのか、別の人なのかに分けたデータがあればもっとわかりやすいのですが、残念ながらそれはありません。

ですが第1当事者であっても死亡していいということはないので、やはり「高齢者の運転は危険である」といえるかもしれないと思いました。

事故といっても、ちょっとこつんとぶつけてケガ人なし、というものから、死亡事故までさまざまあります。
ですから単に事故率をいうだけでは危険性ははかれないのではないかと思いました。
事故にレベルをつけて統計をとるといいかもしれませんね。

ともあれ武田さんは死亡事故率についても説明する必用があるのではないでしょうか。

築港赤レンガ倉庫3 
⑥武田さんは「20代が事故率と死亡率が一番高い」と発言されたのでは?

問題になったテレビ番組は私は見ていないのですが、番組の内容を次のように記した記事がありました。

(武田さんは)むしろ20歳代が免許を返納すべきじゃないかと持論をぶった。事故率と死亡率が一番大きいからだといい、「20歳代の人には、なんで返納求めないの?」と疑問も呈した。

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-256558/ より引用

武田さんは、「20代が事故率と死亡率が一番大きい」と発言されたんでしょうか?
事故率が一番高いのは10代で、20代ではありません。
まあそれは大したことではありません。
ですが死亡率というのは死亡事故率のことだと思いますが、a.免許あたり(ペーパードライバーを含む)=死亡事故率 が高いのは10代と80代で、20代はずっと低くなっています。

武田さんが参考にされたデータでは、20代が事故率と死亡率が一番大きくなっているのでしょうか?

武田さんがデータやデータソースを示されないので、そのあたりのことは全くわかりません。

築港赤レンガ倉庫 

【追記】
Ⅾ。アクセル・ブレーキ踏み間違え事故も、ほとんどの統計を見ると若い人に多い。

私が見たサイトでは、高齢者のほうがアクセル・ブレーキ踏み間違え事故が多いとありました。
https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info124.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB+%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD+%E8%B8%8F%E3%81%BF%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%88+%E5%B9%B4%E9%BD%A2%27
上のサイト図①によると、平成24年~平成28年のペダル踏み間違え事故割合は次のようになっています。

24歳以下1.5%くらい 
25~54歳0.8%くらい 
55~64歳0.9%くらい 
65~74歳1.5%くらい 
75歳以上3.1%くらい

https://car-rider.jp/hoken/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%81%AE%E8%B8%8F%E3%81%BF%E9%81%95%E3%81%84/
上のサイトでも次のようになっています。↓(表は上記サイトより引用)2007年から2009年のデータ

年代別・男女別全交通事故に占める
踏み間違い事故の構成比
男女合計男性女性女/男
29歳以下1.00%0.87%1.26%1.4
30歳代0.61%0.50%0.82%1.6
40歳代0.64%0.54%0.80%1.5
50歳代0.78%0.62%1.12%1.8
70歳以上2.49%2.43%2.81%1.2






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[2019/05/11 21:27] 大阪府 | TB(0) | CM(0)

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