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祇園社 (奈良) 八重桜 『祇園社はなぜ創建されたのか?』 


奈良市押上町 祇園社
2019年4月21日 撮影

祇園社(奈良) 
①1338年、京都・祇園社を勧請して創建された神社

転害門の近く、押上町に祇園社八坂神社(やさかじんじゃ)がありました。
八坂神社は京都市東山区にもありますね。
京都の八坂神社は牛頭天皇(スサノオと習合されている。)の総本社を称しています。
もっとも、兵庫県姫路市の広峰神社(兵庫県姫路市広嶺山52)も牛頭天皇の総本宮を称していて、もめているようですがw
(詳しくはこちら→祇園祭 花傘巡行 『牛頭天王の総本社はどこ?』  

押上町の祇園社は、1338年にに京都の祇園社(現在の八坂神社。明治の神仏分離令で八坂神社と改名した。)を勧請して創建されたとされます。

京都八坂神社といえば7月の祇園祭が有名ですが、奈良の祇園社でも7月に祇園祭が行われているとのことです。
かつては祭で山・笠鉾の巡行も行われていたそうです。
奈良の町を巡行する山鉾の姿を見てみたい!復興を願います。

また東大寺の鎮守・手向山八幡宮の末社であったと伝わります。

祇園社 弁財天社

②長承年間(1132~1134年)の飢饉・疫病の流行


祇園社の創建年が1338年というのが気になりました。

奈良の祭と言えば12月に行われる春日若宮おん祭ですが、そのおん祭が始められたのが祇園社創建の2年前の1336年だったのでした。

春日若宮様は本社に祀られている天児屋根命と比売神の御子神で、神名を天押雲根命といいます。
1003年3月3日、比売神が祀られている第四殿に出現されました。

長承年間(1132~1134年)、大雨洪水により飢饉が相次ぎ、疫病が流行するなどしました。

そこで、1135年、若宮様のために神殿を造営し、1136年より若宮様のためのお祭り・おん祭が行われるようになりました。

祇園社はその2年後の1338年に創建されたということになります。
 
春日若宮おん祭 大和士宵宮詣 
春日若宮おん祭 大和士宵宮詣

祇園社の御祭神・スサノオはもともとは疫神です。
疫神都は疫病をもたらす神ですが、その疫神を神として祭り、慰霊することで疫病の流行を鎮めていただこうという考え方があり、現在スサノオは「疫病を鎮める神」として信仰されています。

ということは、祇園社が創建されたのは、長承年間(1132~1134年)に流行した疫病を鎮める目的があったと考えられるのではないでしょうか。

春日若宮様は春日大社境内にあります。
春日大社は藤原氏の氏神です。

いっぽう、祇園社は東大寺の鎮守・手向山八幡宮の摂社だったということです。
東大寺は官寺であり、天皇家の色合いが濃い寺です。


古の奈良では7月には東大寺ー祇園社の祇園祭が、12月には春日大社ー若宮社のおん祭が行われていたのですね。

そして華やかな祭の裏には悲惨な飢饉・疫病の流行があったと考えられるのではないでしょうか。




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[2019/04/27 22:54] 奈良県 | TB(0) | CM(0)

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