滋賀県大津市 寿長生の郷
2019年3月17日 撮影
①大黒天は男性のシンボルの神様?寿長生の郷ではアンティークの雛人形のほか、いろんな人形が展示されていました。
↓ これは人形というより神像または仏像というべきかもしれません。大黒天ですね。
大黒天像にはさまざまな像容がありますが、この写真のように、頭巾をかぶり、大きな袋を背負い、右手には小槌を持ち、米俵に乗る姿で表されることが多いです。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daikoku8727.jpghttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0e/Daikoku8727.jpg上は神田明神の大黒天像の写真をウィキペディアよりお借りしたものです。
頭巾・袋・小槌・俵に乗るなど同じですね。
俵に如意宝寿の飾りがついているのも同じです。
大黒天のふたつの米俵は睾丸で、頭巾は亀頭をあらわすなどと言われます。
②大黒天の袋の中身はドクロ?袋は子宮と書いてあるサイトもありました。
袋は子宮と考えることもできますが、私見では、袋の中にはドクロが入っているのではないかと思います。
真言立川流ではドクロに漆を塗ってドクロ本尊をつくり、これを袋に入れて抱いて寝ると8年目にドクロは命を持って話だす、と考えられていたそうです。
ドクロが命を持って話だす、というのは、いったん命を失って体から切り離されたドクロが生き返るということでしょう。
細かい刺繍がすてきですね~七福神の布袋尊も袋をもっていますが、布袋は死後に姿を見かけられています。
これは布袋は死後に生き返ったので、姿を見かけられたと考えることができます。
また、大黒天は日本神話に登場する大国主と習合されていますが、大国主は数回死んではそのたび生き返っています。
西洋のサンタクロースのモデル・聖ニコラオは殺されて塩漬けにされた子供を生き返らせています。
袋の中には復活のシンボルであるドクロがはいっているということではないでしょうか。
弥勒菩薩は釈迦が56億7000万年後に復活した姿であると私は思いますが
釈迦涅槃図図(釈迦が入滅した際、人々が嘆き悲しむ様子を描いたもの)には、袋が描かれています。
http://www.gyokusenzi.com/sanbukki/nehanz/nehanz.htm釈迦のお母さまの摩耶夫人が、釈迦のために投じたもので、中には薬が入っているとされます。
薬とはドクロであり、この薬によって釈迦は56億7000万年後に弥勒菩薩として復活するということなのではないかと思ったりします。
また、布袋は弥勒菩薩の化身だとされていますね。
③小槌は男性のシンボルをあらわす?餅つきの臼は女性器を、杵は男性器をあらわすなどといわれます。
槌は英語ではハンマーであり、ものを打ち付ける道具です。
そういう点が杵と槌は似ています。
小槌もまた男性器をあらわすものではないかと思います。
恵比寿と大黒④俵の間の渦巻きは何?寿長生の郷の大黒天像(上から2枚目)をもう一度見てください。
おや、ふたつの俵の間になにか渦巻きのようなものがありますね?これはなんでしょうか?
蓮の葉の上にあるので、カタツムリでしょうか?
これは女性のシンボルではないかと私は思います。
登り窯⑤璉珹寺の庭の渦巻きは何を意味している?璉珹寺の阿弥陀如来は女人裸形のみほとけといわれますが、お胸はないです。
お胸がないのになぜ女人のみほとけといわれているのでしょうか。
人裸形の阿弥陀如来立像は裸の阿弥陀如来さまで、布で作った袴をはかせてあります。
この罰当たり目が!といわれそうですが、このみほとけの下半身に女人をあらわすものがあるのではないでしょうか。
もちろん、袴をめくってみるわけにはいきません。
ふと見ると門にこんな張り紙がしてありました。↓


よく見ると庭に渦巻きが描かれていました。
裸形のみほとけの股間は蓮の形をしたものもありますが、渦巻きがついたものを過去に見た記憶があるのです。
⑥イザナギとイザナミは日本の中心で国生みを行った。
記紀神話によるとイザナギとイザナミは天の浮橋に降り立ち、矛を海に差し入れてこおろこおろとかきまぜ矛を引き上げた際、滴った潮が固まってオノゴロ島ができたとあります。
古の人々は鳴門の渦潮はイザナギとイザナミが矛でかきまぜてできた渦だと考えていたのではないでしょうか。
鳴門の渦潮は多くは右巻きですが、赤ちゃんは生まれてくるとき産道を右回りに回って(まれに左回りもあるそうです)生まれてきます。
鳴門の渦潮はイザナミの女陰に喩えられているのではないでしょうか。
詳しくはこちらの記事をお読みください。→鳴門の渦潮 『国生みは渦潮で行われた?』
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