布留梅林①石上神宮に梅と牛2013年3月のこと。
私は雨の布留梅林に立っていました。
その梅林の脇にある小道から森の中へ進んでいくと、石上神宮境内だった!
という記憶が確かにあるのですが、先日、石上神宮から布留梅林へ行こうと思ったけど、森をぬけたそこに梅林はありませんでした~。
あったはずの村へ、行こうとしてもいけない、誰もそんな村は知らないという、そんな漫画がありましたが
まさかリアル体験するとは~
梅林、無くなっちゃったんでしょうか?それとも道間違えたのか?
駐車場のところに何本か梅あったけど、梅林を駐車場にしたとか?でも場所がちがうような?(方向音痴)
私は夢を見ていたんでしょうか??
②梅と牛は火雷神のシンボル?石上神宮の境内には牛の像がありました。
なんで牛の像があるんでしょうか? 牛と梅といえば天満宮ですが?
天満宮は菅原道真を祀る神社ですが、菅原道真は火雷神と同一視されているようです。
下御霊神社京都の下御霊神社の御祭神は
吉備聖霊(吉備真備または他六柱の神の和魂)
崇道天皇(早良親王)
伊予親王
藤原大夫人(藤原吉子)
藤原大夫(藤原広嗣)
橘大夫(橘逸成)
文大夫(文室宮田麻呂)
火雷天神(他六柱の神の荒魂)
ですがこのうち火雷天神は菅原道真ともいわれます。
北野天満宮 梅また北野天満宮があった土地にはもともとは火雷神が祀られていたといいます。
つまり、菅原道真はもともと北野に祀られていた火雷神と習合された結果、北野の地に祀られるようになったのではないでしょうか。
そして梅と牛はもともとは火雷神のシンボルであり、ここ石上神宮には火雷神が祀られていたのでは?
北野天満宮 立牛③炎の中から生まれた布都御魂大神石上神宮の御祭神は布都御魂大神といいます。火雷神ではありません。
この神様は、布都御魂剣に宿る神霊です。
この布都御魂剣と火雷神が同一神なのか?
それはありえると思います。
というのは剣は鉄で作りますね。
古代の鉄はたたら製鉄で作られました。
堺鉄砲館 たたら(炉の向かって左 木製の箱のようなものがたたら(炉に空気を送る装置)
上はたたら吹きの様子を撮影した動画です。(動画お借りしました。動画主さん、ありがとうございます。)
この動画を見るとわかるようにたたら製鉄は燃えあがる炎の中で行われます。
そして、布都御魂大神(剣)はこの炎の中から生まれたのです。
布都御魂大神は火雷神というにふさわしいではありませんか。
石上神宮 鶏
③部氏は製鉄鍛冶技術に長けていた?
古事記には天津麻羅(あまつまら)という神が登場します。
先代旧事本紀では次のように記されています。
「倭の鍛師(かなち)等の祖、天津真浦(あまつまうら)」
「物部造等の祖、天津麻良(あまつまら)、阿刀造等の祖、天麻良(あめのまら)」
阿刀氏はニギハヤヒの子のウマシマジノミコトを祖神とする氏族です。
物部氏はニギハヤヒを祖神としているので、同族と考えていいでしょう。
鍛師は鍛冶師のことだと思います。
ここから物部氏は製鉄や鍛冶の技術に長けた氏族だったのではないかと想像されます。
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