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おふさ観音 初えびす大祭 『えべっさんとだんじり囃子』 

奈良県橿原市 おふさ観音
初えびす大祭 1月第3日曜日

おふさ観音 えべっさん 


おふさ観音 えびす像

①えべっさんは耳が悪い

おふさ観音の初えびすに向かう道中、私は「えべっさん」と「狸の吉兵衛」について考えを巡らせていました。
案の定、つまづいて、すってんころりん!となりました~。

えー、京都えびす神社や大阪の今宮戎神社には、社殿の後ろの板をたたいて参拝するという習慣があります。

京都ゑびす神社 十日戎 

京都ゑびす神社の社殿の裏を叩いて参拝する人々


なぜこんなこをするのかというと、「えべっさんは耳が悪いので、よく聞こえるように」ということだそうです。

②榎本の神も耳が悪い。

奈良・春日大社にある榎本神社にも同様の習慣があります。

榎本神社

榎本神社

榎本の神はタケミカヅチに『土地を三尺譲ってほしい』といわれ、承諾しました。
ところがタケミカヅチの言う三尺とは地下三尺という意味だったのです。
こうして榎本の神は広大な神域をタケミカヅチに奪われてしまいました。


榎本の神は耳が遠いので、柱を叩き、祠を回って参拝する習慣説があります。

同様の習慣があるところから、えべっさんと榎本の神は同一神ではないかと私は考えました。


③榎本神社と榎木神社は━があるかないかの違いしかない。

その後、大阪堀川戎の十日戎に参拝した際、境内に、「榎木稲荷神社」があるのをしりました。

榎木稲荷神社 

榎木稲荷神社

榎木稲荷神社の榎木と榎本は横棒が一本あるかないかの違いしかありません。

③地車稲荷と狸

榎木神社は地車(だんじり)の形をしているので、地車稲荷とも呼ばれていおり、次のような伝説があります。

かつて天満堀川の堀止めに側に榎があり、その根元に木の神・句句廼知神を祀る祠がありました。
榎の大の木の根元には吉兵衛という老狸が住んでいて、毎夜、決まった時間に地車囃子の真似をしていました。
1839年、その地に本殿・拝殿を造営して正式に榎木神社を創建し、堀川戎神社末社の稲生神社の分霊を合祀しました。
明治40年に堀川戎神社と合併してここに遷座しました。
願い事が叶った夜には地車囃子が聞こえるといわれています。


ふつう、稲荷神社といえば狐ですが、榎木神社は狸なんですね。
四国の稲荷神社も狸なのだそうです。
弘法大師が四国の狐を追い出して、狸を開放したなどとも言われています。

1839年に榎木神社に堀川戎神社末社の稲生神社の分霊が合祀されたり、明治40年に榎木神社と堀川戎神社が合併されたりしていますが、これは戎神と榎木の神=吉兵衛が同一神だという認識を人々が持っていたためではないでしょうか。

堀川戎神社 十日戎 福娘2 
堀川戎 福娘

④榎本の神は物部守屋?


春日大社にある榎本神社の御祭神は猿田彦神です。
日本書紀には猿田彦は『高天原から葦原中国までを照らす神』だと記されていますが、これにぴったりな神名を持つ神がいます。。
天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてる くにてる ひこ あめのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)=ニギハヤヒです。
猿田彦神とニギハヤヒは同一神なのだと思います。

ニギハヤヒは物部王朝の祖神ですが、物部守屋は蘇我氏+聖徳太子との戦いの際、榎の上にいたところを矢で射られて死んでいます。
榎本神社とはこの物部守屋のことではないでしょうか? 

堀川戎神社 十日戎 しころ 
堀川戎 しころ

⑤榎木の下に住む吉兵衛狸は物部守屋?

同様に榎木の大木の根本に住む狸の吉兵衛もまた物部守屋のことなのではないでしょうか。
堀川戎神社や榎木稲荷神社には柱や壁を叩く習慣はなさそうではありますが。

大阪は物部守屋ゆかりの地で聖徳太子が建てた四天王寺は物部守屋の土地を没収して建てられたものです。

また、聖徳太子と物部守屋は下図のように陰陽に描き分けられています。
聖徳太子物部守屋
少年大人
崇仏派廃仏派
弓で射られたが椋の木に隠れて難を逃れた。榎木の木の上にいるところを弓で射られて死んだ。
1度に10人の人の話を聞き分けた。(耳がよかった。)

聖徳太子は1度に10人の人の話を聞き分けたといいます。
聖徳太子は耳がよかったということでしょう。
すると 聖徳太子が陽であるのに対して、陰の物部守屋は耳が悪かったのではないでしょうか。

大聖将軍寺 神妙椋樹 

大聖将軍寺 神妙椋樹 弓で射られそうになった聖徳太子が椋の木に隠れたという伝説にもとづくもの。

⑥岸和田に伝わる吉兵衛伝説

堀川戎の榎木稲荷神社はだんじりの形をしていますが、だんじりといえば岸和田だんじり祭です。

だんじりのルーツは京都祇園祭の山鉾だといわれますが
祇園祭の山鉾がゆっくりと巡行するのに対し、大阪のだんじりはものすごいスピードで駆け抜けていきます。
これはだんじりに乗っている神様(榎木明神=物部守屋=狸の吉兵衛)が荒魂であるからではないでしょうか。

岸和田だんじり祭 

岸和田だんじり祭

そしてなんと岸和田の昔話にも吉兵衛という男の昔話が伝えられています。

昔、現在の岸和田市並松町あたりに吉兵衛というだんじり好きの男のもとに狸たちが訪れて吉兵衛とともに尻尾で太鼓をたたきました。。
それ以降、祭が終わると風に乗って狸の祭囃子が聴こえてくるようになりました。


だんじり好きの男とは物部守屋の霊、そして狸は守屋の神使ということなのでは?

信楽焼の狸と花火  


⑦おふさ観音の初えびす大祭ではだんじり囃子が鳴り響いていた!

前置きが長くなりましたが、そろそろおふさ観音に到着しますよ。
何か、にぎやかな音が聞こえてきますね。
これは、もしや・・・・

おふさ観音 だんじり囃子

やはりだんじり囃子でした!

おふさ観音の初えびす大祭でだんじり囃子が奏でられているのは偶然なんでしょうか?

おふさかんのん 千羽鶴 
おふさ観音 奉納された千羽鶴

お房観音 弥勒石 

おふさ観音 弥勒石

おふさ観音 七福神 
おふさ観音 七福神


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