滋賀県高島市 箱館山
2018年9月下旬 撮影
ゴンドラで箱館山山頂へ!
丸くてふわふわもふもふしてるのはコキア。
①コキア(ホウキギ)コキアという名前、まるくてもふもふしたかわいい姿。
ヨーロッパの風景に似合いそうですが、やはり原産地はヨーロッパだそうです。
日本へは中国より食用として渡来したということですが、それがいつごろなのかは、調べてもわかりませんでした。
しかし江戸時代には、実は食用、茎は箒(ほうき)に利用されていました。
コキアの日本名をホウキギというのはそのためだったんですね~。
秋田県の特産品「とんぶり」はコキアの実を加熱加工したもので、「畑のキャビア」とも呼ばれているそうですね。
一度食べてみたいです。
②魔女の箒はハレー彗星を比喩したものだった?えー、今日はコキア=ホウキギにちなみ、箒(ほうき)の話をしたいと思います。
ヨーロッパの魔女は箒に乗って飛びますが、この箒はコキアの箒なのだとか。
私は魔女が乗る箒とは彗星の比喩ではないかと考えています。
彗星は別名を箒星ともいいました。
長く尾をひく姿が箒のように見えるので箒星とよばれたのでしょう。
動画お借りしました。動画主さん、ありがとうございます。彗星はまるで空飛ぶ箒のようではありませんか?
684年10月2日(グレゴリオ暦)に日本でハレー彗星が観測されています。
その後の11月29日(グレゴリオ暦)20時から21時ごろ、太平洋沿岸にマグニチュード8クラスの大地震が起きました。(白鳳地震・天武地震)
山崩れ、河涌き(液状化現象?)、多くの建物が倒壊し、道後温泉や南紀白浜温泉は土砂に埋もれて湧出が止まりました。
土佐は津波に飲み込まれて田畑約12km2が海中に没し、調を運ぶ船が多数流失するという大参事。
彗星は白鳳地震の前触れにちがいない!
古の人々はそう考えたのではないかと思います。
これは何という植物でしょう?ご存じの方、教えてください!
記紀神話には星の神は天津甕星たった一柱しか登場しませんが、この神は天照大神の葦原中国平定に最後まで抵抗した悪い神とされています。
天津甕星が悪い神であれば、彗星もよくないことの象徴だと考えられたことでしょう。
実際、ハレー彗星が観測されたあとに白鳳地震がおきて大惨事となっていますし。
西洋でも彗星はよくないことの象徴と考えられ、魔女の乗り物とされたのではないでしょうか。
原田神社 獅子神事 『天武地震とハレー彗星』
③葬式になぜ「ははきもち」(箒持ち)が登場するの?記紀神話にアメノワカヒコという神様の葬儀のようすが記されています。
それによると、カワカリが食べ物を運び、サギはほうきを持ち、カワセミは神饌を用意し、スズメは米をつき、キジは泣き女をつとめたとあります。
ダリアも見ごろでした。「サギはほうきを持ち」という記述から、サギを掃除係だとしているサイトもありましたが、
ほうきは祓い浄めるための神具であって、掃除をするために持っているのではないと思います。
サギは浄めの儀式を行うために箒を持っているのではないでしょうか。
相撲の土俵入りの際には呼び出しが箒で土俵を掃きますが、これは単なる掃除ではなく、浄めの儀式であると考えられています。
赤ちゃんが産まれたときに、箒を贈る習慣や
妊婦の腹を箒で掃いたり、遺体の足の上に箒をおくなどの習慣もありますが、これらも浄めの儀式だといえるでしょう。
④箒をたてておくのは「死ね」というまじない?京都では早く帰ってほしい客人があるときは、ほうきを逆さにして立てておくそうです。
帰ってほしい客人を穢れとみなし、ほうきで祓い浄めるという意味もあるでしょうが
葬式のははきもち(箒持ち)を意味しているのかもしれません。
「消えて無くなれ!(死ね!)」ということなのかも・・・
京都の人の家に行って長居をすると、死ねというまじないをかけられますから、さっさと帰るようにしたほうがよさそうですw
箱館山に置かれていた案内板
中秋の名月の日は夜9時まで営業しています。(普段は夕方5時まで)
あいにくの曇り空で月はこんな感じでちょろっと見えただけでした~
でも琵琶湖・竹生島から望む月は長年のあこがれだったので、ちょろっとだけでも見えてうれしかったです。
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[2018/10/09 15:13]
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