大阪市阿倍野区 あべのハルカスより
PL花火大会・・・8月1日
最初の花火が打ち上がった瞬間、花火の小ささに、あべのハルカス展望台に集まった人々から失望のため息がもれました。
花火が打ち上げられる富田林からあべのハルカスはかなり離れていますもんね。
でも私は大阪の夜景の中に浮かびあがる花火が見たかった!
aikoさんの「夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして~♪」的な風景じゃないですか?
私的には大感激の風景でした♪
①花火の色は金属の炎色反応でつくられる。江戸時代、花火の色はオレンジ色しかなかったそうですが、最近は赤・青・黄・緑・紫などカラフルになっています。
この花火の色はどうやって作るのかと疑問に思って調べてみたところ、次のサイトが見つかりました。
https://global.canon/ja/technology/kids/mystery/m_04_11.htmlそれによると花火の色は金属の炎色反応の違いによるもののようですね。
リチウム・・・・・・・・・ローズナトリウム・・・・・・・・黄色カリウム・・・・・・・・・紫ルビジウム・セシウム・・・青カルシウム・・・・・・・・オレンジストロンチウム・・・・・・赤バリウム・・・・・・・・・水色銅・・・・・・・・・・・・緑
②花火に用いられるセシウム・ストロンチウムには放射性はない。むむむ?
セシウム・ストロンチウムというのは理数系に弱い私にも聞き覚えが。
そう、これらは原発事故のときに問題となった放射性物質ですね。
ですが、調べてみると花火に用いられているストロンチウム88は放射性はないということです。
問題なのはストロンチウム89、ストロンチウム90で、これらは原子力発電や原爆などでウランやプルトニウムが核分裂する際に生じるのだとか。
セシウムもセシウム133は放射性ではなく、セシウム135、セシウム137が放射性で危険だということです。
花火にセシウムが用いられているかどうか、調べてみましたがわかりませんでした。
しかし、セシウム135、セシウム137も原子力発電や原爆などでウランやプルトニウムが核分裂する際に生じるものだということなので
もし花火にセシウムが用いられていたとしても、それはセシウム133で放射性はないということになると思います。
③花火には放射性物質のカリウム40が含まれている。ですが、どうやら花火に放射性物質は含まれていそうです。それはカリウム40です。
通常のカリウムはカリウム39で、これには放射性はありません。
しかしカリウムの0.012パーセントはカリウム40という放射性物質で、自然界に存在しているとのこと。
そしてカリウム1gあたり、31ベクレルの放射能が観測されるそうです。
打上げ花火の原料として過塩素酸カリウム、硝酸カリウムが使用されています。
カリウムの0.012%はカリウム40で、花火が打ち上げられるごとに放射性物質であるカリウム40が空中にばらまかれるわけです。
④放射線の核種は問題ではない。問題なのは放射線の種類とエネルギー?
原発事故後、福島でつくられた花火の打ち上げ反対の声があがり、中止となったことがありました。
これに対して、花火が打ち上げられるごとに放射性物質のカリウム40がばらまかれている。
福島で作られた花火に放射性物質のセシウムがついていたとしても問題ではないとする意見がありました。
カリウム40は自然に存在しますが、セシウム137は自然には存在しません。
しかし放射線の核種は問題ではなく、放射線の種類とエネルギーが問題で、 セシウム137よりカリウム40の方が1割ほど強力な放射線を放出しているというのです。
⑤食品にも含まれるカリウム40https://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/e/bd87a6f2679ae3986239749daabcddee↑ 佐倉市議会議員・伊藤とし子さんのブログに「食品とくらしの安全12月号」から引用した食品に含まれる放射性カリウムの量が掲載されていました。
バナナ 109ベクレル/kg
ホウレンソウ 210ベクレル/kg
ジャガイモ 125ベクレル/kg
きざみ昆布 2492ベクレル/kg
大豆 73ベクレル/kg
精白米 27ベクレル/kg
豚もも肉 106ベクレル/kg
そしてやはり「食品とくらしの安全12月号」からの引用として、次のような内容が記されています。
い・人体中のカリウム量は一定なので、カリウムを豊富に含む食品を食べても、余分なカリウムは体内から排出される。
ろ・原発からでた放射性ストロンチウムは骨に蓄積して、白血病や骨がんを増やし、放射性セシウムは膀胱がんを増やす。
また遺伝病が増加する。
⑥同じ放射性物質でも性質が異なれば危険度も異なる。http://peacephilosophy.blogspot.com/2012/09/blog-post_19.html ↑「矢ケ崎克馬氏の警告」には、さらに詳しい内容が記されていました。
理数系は苦手なのでわからないところもあるのですが、理解できたことをまとめておきます。
(リンク先文章を読んでいただくのが一番いいんですが)
い.セシウムは原子が集団をなす状態で身体に入る。カリウムは、個々別々の単一原子で存在する。
そのため、一つの細胞を再打撃する確率はセシウムが高く、カリウムは低い。
ろ.尿中のセシウム濃度が高いと特異な膀胱炎の発症率が高いことが報告されている。
カリウム40は特異な膀胱炎は発生していない。
は.セシウムに被曝すると、血液やリンパ液中だけでなく、臓器の中にセシウムが取り込まれる。
臓器に取り込まれたセシウムは排出され難く、体液(血液、リンパ液)中のセシウムだけが排泄される。
カリウムは体内にある全量が排泄される。
に.事故を起こした原発から放出されたのは放射性微粒子で、ヨ ウ素、ストロンチウム、プルトニウム、ウラニウム、その他、たくさんの種類の放射性原子が放出されたが、測定されたのはセシウムだけ。
ほ.カリウム原子の約1万分の1に放射能があり、放射性原子だけが集合していることはない。
カリウム40原子は「ベータ線を1本出す」または「ガンマ線を1本出す」のどちらかで、放出する放射線は1本だけである。
また、それぞれの放射性カリウム原子は遠く離れているので、被曝領域が重なることはない。
へ.セシウムの微粒子からは、一つの原子からベータ線とガンマ線の2本が同時に放出される。
この放射線放出は、1原子当たりカリウムの倍。
かつ被曝はカリウム放射線と重なるために、局所的被曝が高密度になる。
と.打撃を受ける細胞にとっては、一度打撃を受けた細胞が修復する過程で第2の打撃が加わるかどうかが、大きな危険度の指標となると言われる。(最近の分子生物学、あるいはECRRの主張)。
ち. 電離(放射線の作用)は分子を切断する。
人は全身の細胞数がおよそ60兆個。カリウムが1日で分子切断をもたらすその数は、おおよそ1細胞当たりで0.1個の程度。
それに対し、セシウム137のベータ線が届く範囲の半径1㎝球内での分子切断は、1細胞当たり100個程度となる。

⑦感情的にならず、冷静な議論を。
このように両方の意見を聞いてみると、専門家ではないので断言はできないのですが、⑤の意見より、⑥の矢ケ崎克馬氏の意見のほうが正しいように思えますが
⑤の意見の人と、⑥の意見の人が同じテーブルについて冷静な議論をすることが望ましいと思います。
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/640.html
上のサイトのコメントを読んでも、攻撃的なものが目立ちます。
こういう議論をする際に攻撃的になるのは、「自分が正しい」と主張したいからだと思いますが
議論というのはやみくもに勝っても意味がないんですよ。
意味があるのは「何が正しいのかを明らかにすること」です。
なので議論に負けるということは、「自分の考えが間違っていた」ことを知ることができたということで、本当は負けたほうがおトクなんです。
攻撃的な態度では、自分が間違っていた場合、それを認めることができなくなるのではないかと心配になってしまいます。
合成してみたけど・・・ちょっとやりすぎたかな?(汗)
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毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2018/08/07 12:07]
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