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京都駅ビル イルミネーション 『クチナシは口無し?or朽ち無し?』 


京都市下京区 京都駅ビル
2016年6月 撮影


京都駅ビル くちなし 

①クチナシの語源は「口無し」or「朽ち無し」?


クチナシの語源は諸説ありますが、そのひとつに、実が熟しても裂けないところから「口無し」になったとする説があります。
そしてクチナシは語呂合わせで「朽ち無し」となるので縁起がいいと考えられていたそうです。
うーん、でも、私はクチナシの語源は、案外この「朽ち無し」からくるのではないかとと思ったりしました。

「朽ちる」とは「腐って形がくずれたりぼろぼろになること」を言います。
クチナシは白いきれいな花をつけるんですが、すぐに花びらが茶色くなってしまいますよね。
花が茶色くなると腐って朽ちたように見え、朽ち無しとは言い難いようにも思えます。
しかし、花びらが茶色くなるのは腐っているのではなく、水分が不足して枯れた状態になっているのかもしれません。
(このあたりよくわかりません。)

でも私はクチナシの花、大好きなんですよね~。
あの甘い芳香がたまらないんです。

そして、甘い芳香を放つところから、「朽ち無い」と考えらえたのではないかなあと思ったりするのです。
腐ると臭くなるでしょう。

もう少し詳しく説明します。


京都駅ビル すいれん 

②布袋とサンタクロースの袋の中には不老不死の薬が入っている?

七福神の一、布袋は亡くなったあと、姿を見かけられています。
これは布袋が死後に生き返ったということでしょう。

千本釈迦堂 布袋像  
 
千本釈迦堂 布袋像


布袋は大きな袋を持っていますが、西洋のサンタクロースも大きな袋を持っています。
サンタクロースのモデルは聖ニコラオという人物ですが、この聖ニコラオは肉屋に殺されて樽につけこんだ子供を生き返らせたという伝説があります。

布袋は自らが生き返り、サンタクロースは死んだ子供を生き返らせた・・・。
布袋やサンタクロースの袋の中には不老不死の薬が入っているのではないでしょうか。

③香りのいい橘と臭いニンニク

垂仁天皇に命じられて、タジマモリが常世の国から持ち帰った不老不死の薬・非時香木実(ときじくのかくのこのみ)は橘とされています。
タチバナの実をむいてみたことはないんですが、ミカン科なので、ミカンのように果皮の中に複数個の実が入っているのでしょう。

一方、ニンニクは薄皮の中に複数の球根が入っています。
薄い皮の中に複数個の球根(ニンニク)または実(橘)が入っているという点で、ニンニクは不老不死の薬・橘と似ています。

交野天神社 国栄石 

上の写真は大阪の交野天神社境内に置かれていた国栄石です。
国栄石がどのようなものなのかわかりませんが、似たような袋が聖天さんを祀る寺の幕などに描かれていたりしますね。
それはともかく、この国栄石、なんとなくニンニクに似ていませんか?

ドラキュラはにんにくが苦手ですね。なぜドラキュラはニンニクが苦手なんでしょうか。

ニンニクを見つけたドラキュラはこんな風に考えたかも。
「おっ、不老不死の薬見っけ~」

ところがドラキュラが不老不死の薬だと思ってニンニクを手にとると、強烈な臭いが!

「うへっ、腐ってるじゃん~!」

きっとドラキュラはそう思ったに違いありません。

私は橘を手に取ってにおいをかいでみたことがないんですが、聞くところによるとフローラル系のよい香りなのだとか。
よい香りがすることが不老不死の薬の条件なのではないでしょうか。

京都駅ビル あじさい

③死者は復活するためいい香りを食べる?

なぜお寺では線香をたくのでしょうか?

仏教経典のひとつ「倶舎論(くしゃろん)」には、「死後の人間が食べるのはは匂いのみ。善行を行った死者は良い香りを食べる」と記されているそうです。

そして死者は四十九日まで線香の香りを食べる(食香)と考えられていたそうです。
線香は死者の食べ物だったんですね。

線香は白檀のよい香りがします。
よい香りは死者が復活するための不老不死の薬なのかも?

京都駅ビル 花菖蒲 

④水銀の防腐作用

橘のほかにも不老不死の薬と信じられていたものがあります。水銀です。
なぜ水銀が不老不死の薬であるなどと考えられたのでしょうか。
それは水銀の防腐作用によるものだと私は思います。
かつて即身仏になろうとした人が大勢いましたが、彼らの目的は56億7000万年後に弥勒菩薩があらわれたとき、生き返ってその聖業に参加するためだったといわれます。
生き返るためには魂の容れ物である肉体が必要だと考えられていたのでしょう。

即身仏となるためには木食といって五穀を絶ち、木の実や草、木の皮のみを食べる木食という修行を行いました。
脂肪を落とし、死後腐りにくい体にするために木食を行ったのですが
水銀土壌の湯殿山に多くの即身仏が残されています。
これは水銀土壌で育った木の実や草や木の皮を食べることで体内に水銀が蓄積し、水銀の防腐作用で死後腐りにくい体になったためだといわれています。

昔の人は、死後腐らない肉体を持つことが不老不死であると考えていたのだと思います。
即身仏をみると、みかけは黒ずんでいたり、乾燥したりしていますが、腐ってはいません。
腐らないので死臭がしないはずです。(こちらもにおいをかいだことがないのでわからないのですが)

花は茶色くなりやすいですが、よい香りがするクチナシと、乾燥して美しいとはいえなくても臭くない即身仏は似ているようにおもいます。

東福寺付近 くちなし

東福寺付近 クチナシ



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[2018/06/10 18:35] 京都府 | トラックバック(-) | コメント(-)