海遊館  『じんべえさまと鹿の共通点は?』 


大阪市港区 海遊館

 
海遊館 食事中のジンベエザメ 

食事中のジンベエザメ  ※画質が悪くてすいません~。


①普通の度合いを超えた甚だしい奴

「ジンベエザメっちゅう名前は、着物の甚兵衛からくるらしいな。」

「一般的にはそう言われてるけど、逆とちゃうかなあ?着物の甚兵衛はジンベエザメに似てるとこから名前がついたんとちゃう?」

「なんで?」

「着物の甚兵衛はなんで甚兵衛というんやと思う?」

「甚兵衛っちゅう名前の人が着てたとか聞いたで。」

「『甚』という漢字には『はなはだしい、普通の度合いを超えた』という意味があるねんて。
『兵衛』は『〇〇太』とか『✖✖太郎』とかの『太』『太郎』と同じで、ニックネーム的に男性の名前の後ろにつけるやん。」

「やられてのびてるから『のび太』、たぬきやから『ポン太』、お菓子の名前で『たこべえ』ゆうのがあったっけか。」

「そう、それで普通の度合いを超えたはなはだしい奴なんで甚兵衛となったんとちゃう?」

「ジンベエザメは世界最大の魚(全長20mにもなるという。)やから、たしかに普通の度合いをはるかに超えてるといえるかもな。」

海遊館 説明板 
海遊館に展示されていた説明版


海遊館 ジンベエザメ2

ジンベエザメ

海遊館 イルカ 
イルカ


②日本人は古くからジンベエザメを知っていた。


「着物の甚兵衛ができたんは江戸時代やろ、
着物の甚兵衛がジンベエザメから名前がついたんやとしたら、江戸時代の人はジンベエザメを知っとったいうことになるやん。
ジンベエザメは日本の近海におったん?熱帯に住んでるっちゅうイメージが強いねんけど。」

「ジンベエザメは熱帯・亜熱帯だけじゃなく、温帯の海にも生息するってウィキペディアに書いてあったよ。

それに、関東方面では『えびすざめ』って呼ばれとったみたい。
なんで『えびすざめ』かってーと、ジンベエザメの周囲にはいつもイワシ・カツオが群れてるねん。
ジンベエザメもイワシ・カツオもプランクトンを主食にしてるんで。

そやけど、昔の人はジンベエザメがイワシやカツオをつれてくると考えたんやと思う。
それで、ジンベエザメを福の神と信仰したんとちゃうかな。
七福神のうち、海の神様はえべっさん(えびす神のことを関西ではえべっさんと言います)やん。」

「えべっさんはイザナギ・イザナミの長子として生まれたけど、3歳になってもたたれへん身体障害児やったんで、葦舟に乗せて流されたんやったっけか。
えべっさんは竜宮にたどりついて海神に育てられたけど、神の御子やいうことで地上に戻された。
そのえべっさんを祀るのが西宮戎神社。
なるほど、それでふつうの度合いをはるかに超えた甚だしい奴、ジンベエザメは海の神様で『えびすさめ』か。
確かに、そういう信仰は最近のものとは思われへんな。」

海遊館 ジンベエザメ イルミネーション2

③妖怪・ジンベエサマ

「せやろ、ほんで、宮城県金華山沖にジンベエサマっちゅう妖怪がでるねんて。
すごく大きくて船の下で船をささえてたりして、ジンベエサマが現れたら大漁になると言われてる。」

「そのジンベエサマの正体はジンベエザメやな!」

海遊館 ジンベエザメ イルミネーション 

④金華山の鹿とジンベエザメの斑点は謀反の罪で殺された人をあらわしている?

「金華山は、島全体が黄金山神社の神域で、奥州三霊場のひとつやねんて。
行ったことないけど。
で、神の使いやゆうことで鹿が保護されてる。」

「奈良みたいやな。
俺も金華山は行ったことないけど、奈良には行ったことある。
奈良はたいへんや、神の使いやゆうて保護されてるもんで、町中に鹿がおる。
夜、奈良公園あたりを運転してたら急に鹿が飛び出してきて危うくはねるとこやった。
鹿せんべい持ってる外人さんがようさんの鹿に囲まれて悲鳴あげてることもあったなあ~。

前に言うてたな、鹿は謀反で殺された人の喩やって。
えーと、日本書紀の『トガノの鹿』やったけか。
雄鹿が雌鹿に『全身に霜が降る夢を見た』ゆうたら、雌鹿が『それは霜ではなく塩で、あなたは殺されて塩を振られているのです』と答えた。

んで、昔、謀反の罪で殺された人は塩を振られることがあったとか。」

「そう、鹿の夏毛に斑点があるやん、あの斑点を塩に喩えたんじゃないかと思うねん。」

「黄金山神社の神様ゆうのは、謀反で殺された人の霊なんかなあ?」

「そうやね~。
ほんで、ジンベエザメにも斑点があるやん。」

「そうか、鹿と同じくジンベエザメも謀反で殺された人の霊やと昔の人は考えたんやろな。」

大仏殿 鹿 
東大寺 大仏殿 鹿

「ジンベエザメやクジラのことを『えびす』という地域があるけど、ほかにも『えびす』と呼ばれてるものがあるねん。』


「何?」


「水死体。
水死体のことを『えびす』とゆうて、水死体があがると大漁になるとかいう信仰がある地域もあった。」


「つまり、葦舟に乗せて流された蛭子がたどりついた竜宮とは死の国のことで、地上に戻され、西宮戎神社で祀られてる蛭子とは水死体ちゅうことやな!」


さてさて、金華山に祀られている神様とはどのような神なのでしょうか?
それについてはこれから考えてみます。(汗~)

海遊館 うつぼ  

ウツボ

海遊館 アザラシ 

アザラシ



まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。

歴史ブログ・
旅 free style もよろしくお願いします~。

毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!




にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

[2018/02/19 13:23] 大阪 | トラックバック(-) | コメント(-)