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京都鉄道博物館 トワイライトエクスプレスとレトロ列車 『在原業平のセンチメンタルジャーニー』 


京都市下京区 京都鉄道博物館


旧二条駅舎 ベンチ 
レトロな駅舎を発見!(旧二条駅舎)

①昔の旅はつらい旅が多かった。


現在の旅はどちらかというと楽しい旅が多いと思います。
まあ中には仕事でポカして取引先に誤りに行く旅、なんてのもあるでしょうが
プライベートで行く旅は楽しいことが多いですね。
初めて見る景色、初めて聞く音、初めて食べる料理などにワクワクドキドキしますし
旅先で出会った方々の親切など一生忘れない思い出になりますね!

ですが、昔の旅はつらい旅が多かったようです。

旧二条駅舎 改札 
レトロな改札を抜けます。(旧二条駅舎ではなく、館内に展示されていたものです。)

旧二条駅舎 ストーブ? 

↑これはストーブかな?

②在原業平のセンチメンタルジャーニー


平安時代の歌人・在原業平の旅(東下り)もつらい旅だったようで、こんな歌を詠んでいます。

唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思う
(唐衣をずっと着続けているので体になじんできてしまった。そのように慣れ親しんだ妻が都にいるので、はるばるやってきた旅をしみじみと思うことだ。)


伊勢物語にこの歌が詠まれた背景が記されています。

男(業平のことだと考えられています。)は自分が役に立たない者のように思って、
「京にはもう住まない。東のほうに住むべき国を探そう」と仲のよい友人数人を伴って旅に出ました。
三河の国八橋につくと沢にかきつばたの花が咲いていました。
ある人が「カキツバタという五文字を句の上につけて足の心を詠め」と言い、
それで男は「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思う」と詠みました。
この歌を聞いて友人たちはぽろぽろと乾飯の上の涙を落し、乾飯がふやけてしまったというのです。

レトロな水飲み場 

ホームにある水飲み場 鏡もついているので顔についたススのチェックができます♪


らごろも
つつなれにし 
ましあれば 
るばるきぬる 
びをしぞ思う

このように句の最初の文字をつなぐと「かきつはた」となりますよ。

京都鉄道博物館 
止まってる電気機関車もレトロですね

③13年も昇進できずセンチメンタルジャーニーにでかけた業平

業平は849年から862年まで13年間も昇進していない時期があります。
業平の生没年は825年ー880年なので、24歳から37歳まで全く昇進できなかったんですね。
現代人の私たちも、働き盛りのこのころに昇進できないと、業平のように「自分は役に立たない人間なんだ」と腐ってしまいそうですね。
これが原因で業平は東下りの旅に出かけたのかもしれません。

なぜ業平は13年間も昇進できなかったのでしょう?

トワイライトエクスプレス コンパートメント 

トワイライトエクスプレスの個室

③在原業平はクーデターの首謀者だった?

在原業平は惟喬親王の寵臣でした。
惟喬親王は文徳天皇の長子(母は紀静子)で、文徳天皇は惟喬親王を皇太子にしたいと考えていたのです。
しかし文徳天皇には藤原明子との間に惟仁親王(のちの清和天皇)もあり、惟仁親王が皇太子となりました。
惟仁親王が皇太子になったのは、惟仁親王の外祖父・藤原良房に権力があったためです。
世継ぎ争いに敗れた惟喬親王は頻繁に歌会を開いていますが、その歌会のメンバーに紀有常・在原業平・遍照らの名前があります。
彼らは歌会と称し、惟喬親王を担ぎ上げてクーデターを計画していたのではないか、そしてそのクーデターの首謀者が在原業平だったのではないかとする説があります。
これを考察してみたこともあるんですが、長くなるので下記記事をお読みください。

十輪寺 なりひら桜 渚の院 淡墨桜 『世の中に たえて桜の なかりせば』

当時の権力者であった藤原良房は承和の変、応天門の変などで他氏排斥をバンバンやっています。
業平も良房の嫌がらせで昇進をとめられたのではないでしょうか。

トワイライトエクスプレス 食堂車 
トワイライトエクスプレス 食堂車 ↑↓

トワイライトエクスプレス 食堂車2 
こんなところで食事をしたら、業平たちも楽しい気分になって涙で乾飯をでふやけさせずにすんだかも。

京都鉄道博物館2 
999のモデル℃62型 蒸気機関車 (向かって左)

客室 

食堂車 
食堂車

 汽車 客室

どこかに鉄郎とメーテルが乗って
いるかも?

 寝台車

寝台車(2等)で朝までぐっすり眠れそう。


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[2018/01/24 23:04] 京都府 | トラックバック(-) | コメント(-)