
楊谷寺 紫陽花
①CTを安易に撮り過ぎていないか?
ちょっとしたしこりが見つかり、CTを撮ったのですが、良性のもののようだ、ということでした。
しかし、手術をして取ったほうがいいとのことで、紹介状を書いてもらいました。
その紹介状を書いてもらった病院にいき、紹介状とCTのデジタルデータを渡して診察していただきました。
ところが、CTのデータを渡しているにもかかわらず、またCTを撮られました。
撮影後に医者は「CT画像が鮮明でなかったので撮りなおした」といいました。
その後、短期間の間にMRI、造影CT(造影剤を点滴で血液中に流してCT撮影する)などをされましたが
何のために検査するのかという説明はいっさいありませんでした。
胃カメラによる検査も受けた方がいいと言われましたが
しこりは胃とはかなり離れたところにあって、なぜ胃カメラの検査をしなければいけないのかわかりませんでした。
「嗚咽反応がでるので胃カメラは飲めない」と言って拒んだところ、検査はなしになりましたが。
医療のことは全くわからないんですが、普通こんなにたくさん検査をするものでしょうか?
最低でも、CTは別の病院で撮ったものを持っていっていますし、その後造影CTを撮っているので、なしでよかったのではないでしょうか?
のちに人に相談したところ、
「CT、MRI、造影CT全ての検査をするのはやりすぎではないか、普通は一番最適なものを選んですると思うが」
と言われました。
MRIは被曝しませんが、CTは被曝します。
そのCTを短期間に3回撮っているわけです。
100ミリシーベルト以下の医療被曝は問題ないと書いてあるサイトもありますが
計算上はCT撮影によって1万人に数人癌になる、と書いてあるサイトもありました。
数人を5人とすれば、CTによって癌になる確率は1/2000です。
単純に計算して、2回のCT撮影では1/1000、3回では1/500の確率になります。
被曝は日数がたてば回復するので、もっと確率は低くなると思いますが、
レントゲンに比べてCTは被曝量が高いので(1~30ミリシーベルト)検査は最低限に抑えるべきだと思います。
https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-6992
上の記事には次のように記されています。
日本は世界で最も医療被ばくが多く、それが原因でガンになる人の比率も世界一多い。(日本での発がん数に占めるエックス線検査による割合は4.4%にもなり、イギリスの七倍)『市民科学』第 20 号(2008 年 11 月)から抜粋、編集
また医療被曝に限度額はもうけられていません。
癌の放射線治療など被ばく量が高くてもやむをえない治療もあると思いますが
患者の被ばく手帳みたいなものがあったほうがいいかもしれません。
また、症例別に回数の限度を定めたりするべきではないかと考えたりしました。
②検査の必要性についての説明がいっさいない。
また、これらの検査を何のために行うのかという説明がいっさいないので、非常に不安に思いました。
次回からは、何か検査するといわれたときには、何のための検査なのか、何ミリシーベルトの被ばくになるかというのをきちんと医師に確認してからにしたいと思います。
③コロナ対策でCTを撮る?
まあ、そんな感じで大変不安で、転院も考えたのですが
転院するとまたCTを撮らなければいけないので、その病院で手術をしてもらおうと考えていました。
そして医師に「もうCTなどの検査はありませんか」ときくと「手術のための血液検査などの細かい検査はありますが、CT検査はありません」ということだったので、書類にサインなどをして診察室をでました。
しばらくすると診察室から医師がでてきて「コロナの関係で入院前にCT検査しますが、いいですか」と聞かれたのでびっくり!
そのときは動揺して思わず「はい」と答えてしまったのですが、
よく考えてみると、他の患者さんも大勢いますし、落ち着いて話もできないので、「もう一度診察室に入っていただけますか」といい
そのうえで説明するのが普通ではないかと思いました。
後日、その病院の医療相談室に電話をして「入院時にCT撮影を撮っておられるのですか」と聞いてみました。
相談員さんは「肺炎や発熱などがある患者さんに対して医師の判断で行っています」とお答えになりました。
それを聞いてますます不信感が。
私は咳も熱もなく、誰がどう見ても肺炎の症状はないのですが?
そして「どんなに腕がよかろうと、説明不足の医師に安心して手術は頼めない」という結論に達し、結局手術はキャンセルしました。
たぶん良性、まれに悪性ということなので、手術はとうぶん見送って様子をみても大丈夫だろうと思っています。
ほとんど痛みもありませんし。
手術をしないリスクもありますが、手術をしてもリスクはありますしね。
後は自己責任ですね。
④CTでコロナが確認できるのは56.4%
その病院ではPCR検査を行っていません。
それでCTを撮ることにしているのだと思います。
コロナの患者さんの胸部をCT撮影すると、肺にコロナ特有のすりガラス状の影がでることがあるんですね。
それでコロナに感染しているかどうか確認しようというのでしょう。
しかし、先ほども言ったようにCTは被曝します。
入院のためにCT撮影すると4度CTを撮影することになります。
またこちらの記事に
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/49695
「入院時の胸部CT所見で、肺すりガラス状陰影が認められたのは56.4%だった。」とあります。
CT検査をしたからといって、コロナかどうかわかるわけではないのです。
たとえコロナに感染していても、肺炎症状などがでていなければ、肺すりガラス状陰影は出ないのではないか、と思うのですがどうでしょう?
⑤入院患者のPCR検査を義務付けるべきではないか?
コロナでは各地の病院で院内感染がでて問題になりました。
なので、コロナの検査をするというのは必要なことです。
PCR検査であれば被ばくはしませんし、精度は70%だそうですが、CTの56.4%よりはましです。
調べると入院時にPCR検査を行っている病院もありますし、入院時にPCR検査を受けたと言っていた有名人の方もおられました。
入院患者のPCR検査は国のほうで義務づけた方がいいのではないかと思いました。
⑥コロナの影響で病院は患者が減っている。
コロナの影響で一般の病院はかなり患者が減っていると聞きます。
実際、私が行った病院も結構すいていて、待ち時間などはほとんどなく、診察や検査ができました。
経営難に陥っている病院も少なくないと聞きます。
うがった見方かもしれませんが、経営難に陥った病院が、ムダに検査をふやしている可能性があるかも、と思いました。
必要な治療は受けた方がいいのですが、受診する際にはいつも以上に慎重になったほうがいいかもしれませんね。
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