後白河上皇お手植の「大樟」さん
今から約830年前、当社創建の砌、後白河上皇は紀州国(和歌山県)の熊野から土砂、材木などをこの地に運び、熊野になぞらえて、その新宮、即ち新熊野神社を創建された。その織、熊野より移植、国家鎮護と万民福祉とをご誓願、お手植されたのが、現在の大樟である。又熊野の神々がご降臨になる「影向の大樟」といい、健康長寿、病魔退散特に上皇が常にお腹を煩っておられたところから「お腹の神様」と信仰され、人々から「大樟大権現」と尊崇されている。
朝夕排ガスの激しい場所にありながら、樹勢は益々旺盛で、日夜人々の営みを見守り続けている姿は、とお得畏き極みである。(京都市の天然記念物)
新熊野神社境内の案内板より
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