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阪急電車 十三付近 『十三という地名は13番目の月の神からくる?』 


大阪市 阪急十三駅付近

阪急電車 十三大橋2

撮り初めは撮り鉄でw
  
①「十三という地名の由来


十三(じゅうそう)駅前商店街を抜けたところに神津神社があるのですが、その神津神社のHPに十三(じゅうそう)という地名の由来についての詳しい説明がありました。
http://kamitsujinja.ec-net.jp/jusonoyurai.html

①十三の渡しが淀川の上流から数えて十三番目だった。

②中津の南浜に住む重蔵という長者が加島へ遊びにいくとき、十三の渡しに舟をつないでいたため

③戦国時代の武将が戦死すると一族郎党妻子すべてが死に、それを憐れんで人々が十三塚を作った。(柳田国男氏)

④条里制の十三条(天坊幸彦氏)

⑤十三は堤(つつみ)の意味(池田末則氏)

⑥中津の富島という地名からくる。


十三渡し跡

このうち、②の重蔵という長者からくるという説については、こちらの記事でかきました。

なにわ淀川花火大会  『十三と近藤重蔵』 
重蔵神社 夏祭 『重蔵神社はトミヒコ神社?』 
神津神社 十三戎(とみえびす) 『トミヒコと土左衛門と戎の関係』 

石川県に重蔵神社という神社があるのにはびっくりです。
重蔵とは十三のあて字であり、十三はトミヒコ(ナガスネヒコの別名)やドザエモン(土佐衛門)の事だと思います!

神津神社 
神津神社

②13時は『頭のおかしい人間』


今日は十三について、重蔵=トミヒコ=ドザエモンとは別の仮説についてお話ししたいと思います。

随分以前ですが、ネットでこんな内容の記事を読みました。
アドレスをメモっておかなかったので、いま探してもみつかりません。(すいません!)

東京スカイツリーの高さが634mなのは、は武蔵(ムサシ)という地名の語呂合わせである。
中国でも同様の語呂合わせが行われている。
『8』が縁起がいいとされるのは、広東語で『発財(儲かりまっか」)』の『発』の発音に近いから。
『4』は『死』に通じるので縁起が悪い
『54』は『我死(私は死ぬ)』に通じるのでやはり縁起が悪い。
『250』は『間抜け』に通じるので料金設定に250は用いない。
上海では『13点』といえば『13時』という意味だが、時計の表示は12時までしかない。
そのためで『13時』は『頭のおかしい人間』をさす。

阪急電車 十三大橋3

③欧米で忌まれている13という数字


欧米では13という数字は大変忌まれている数字です。
なぜ欧米で13が忌まれるのかというと、イエス・キリストが磔刑になったのが13日の金曜日だったからだとも言われています。
しかし、共観福音書では 15 日、ヨハネによる福音書では 14 日となっていて実際には13日ではないとされます。

他には次のような説があります。

①キリストの最後の晩餐に 13 人の人がいたため。
②北欧神話の、12 人の神が祝宴をしていた時、13 人目の招かれざる客・ロキがやってきてバルドルを殺したという伝説からくる。
③キリスト教から追放された魔女・フリッグが 11 人の魔女と悪魔を招いて毎週金曜日に悪事を企んでいた。
④フィリップ 4 世がテンプル騎士団のメンバーを一斉に逮捕したのが、1307年10月13日の金曜日だった。


十三大橋北詰 地蔵 
十三橋北詰 交通安全地蔵尊

④十三詣

日本では13日は虚空蔵菩薩の縁日とされており、関西では4月13日に13歳になった子供が虚空蔵菩薩を参拝する『十三詣』が行われています。

十三詣のルーツは京都の法輪寺だと思いますが、法輪寺の前には桂川が流れていて渡月橋という橋がかけられています。
法輪寺で十三詣をした子供は橋を渡りきるまで法輪寺を振り返ってみてはいけないと言われています。
この言い伝えは、黄泉の国へイザナミを迎えにいったイザナギの話を思い出させますね。

イザナギはイ死んだイザナミを迎えに、黄泉の国へ行き、イザナミににもとの世界へ帰ろうと言った。
イザナミは黄泉の大王に相談するので、しばらく待っているように、またその間決して振り返って私を見ないでくださいとイザナギに言った。
ところがイザナギは我慢できなくなって振り返ってイザナミの姿を見てしまう。
イザナミの体は腐り、蛆がわいていた。
それを見たイザナギは恐ろしくなって逃げ帰り、姿を見られたイザナミは怒ってイザナギを追いかけた。
イザナギはイザナミに桃の実をなげつけるなどして、なんとかもとの世界に帰ってこれた。


つまり、法輪寺は黄泉の国、地獄で、渡月橋の下を流れる桂川は三途の川のイメージなのだと思います。

渡月橋より法輪寺を望む 

渡月橋より法輪寺を望む

⑤大国主は根の国を振り返らずこの世へ戻った?


また、大国主が根の国(黄泉の国と同一のものだと考えられている)を訪れるという話があります。

大国主が根の国を訪れ、根の国の大王・スサノオに様々な試練を与えられる。
しかし最終的には大国主はスサノオの太刀と弓矢を手に入れ、スサノオの娘・スセリヒメを連れて根の国を逃げ出した。
スサノオは逃げる大国主に「お前が持つ大刀と弓矢で従わない八十神を追い払え。そしてお前が大国主、また宇都志国玉神(ウツシクニタマ)になって、スセリビメを妻として立派な宮殿を建てて住め。この野郎め」と言った。

おそらくスサノオは根の国をふりかえらずにこの世へ戻ってきたのでしょう。
それでスサノオは太刀と弓矢を手に入れたばかりか、スサノオから知恵も授かったのだと考えられますね。

法輪寺の十三詣はこれを再現した行事なのではないでしょうか。
法輪寺が黄泉の国=根の国だとしたら、やはり十三詣をする13日は忌むべき日だといえるのではないでしょうか。
13日が忌むべき日だからこそ、参拝する習慣が生じたとも考えられます。

とすれば13を忌むべき数字だとするのは世界共通だということになるかもしれませんね。

淀川 ヘリコプター

⑥イエスの12人の弟子は12か月を表している?

キリストは太陽を比喩したものだとする説があります。
キリストの誕生日が12月25日とされているのは、ミトラ教の冬至祭に便乗したものだとされます。
冬至とは太陽の南中高度が最も低くなる日のことです。

ここからキリストは太陽、磔刑に用いられた十字架は南十字星を、キリストが死後3日後に復活したとされるのは冬至に南中高度が最も低くなった太陽がその3日後から再び南中高度をあげていくことを意味しているとする説がありますよ。

ということは最後の晩餐に登場するイエスの12人の弟子は1月から12月までの月を表しているのではないかと思ったりします。

十三大橋下の通路(中津側) 
十三大橋下のトンネル状の通路に夕照がさしこんだ!

⑦イエスの弟子は13人いる?

ところが!
ダビンチの最後の晩餐の素描にはイエスを除いて、なんと13人の人物が描かれていて一人多いのです!

死後3日目に復活したとされるイエス・キリストは双子であったという説があります。
その説によると、キリストには双子の弟があり、十字架にかけられたのは弟のほうだったというのです。

磔になったイエスは死ぬ直前、『エリ、エリ、レマ、サバクタニ』とに叫びました。
『エリ、エリ、レマ、サバクタニ』は、『わが神、わが神。どうしてしをお見捨てになったのですか』と訳されています。
エリとはヘブル語で『高い』『より上にある』の意で、そこから神をさすと解釈されたようですが
『高い』『より上にある』とは『兄』のことではないか、イエスのかわりに磔になったイスキリが『兄さん、兄さん、どうして私を見捨てるのか』と言ったのではないか、というのです。

12使徒については次のようになっています。

マルコマタイルカ使徒言行録ヨハネ
シモン・ペトロ(B1)シモン・ペトロ(B1)シモン・ペトロ(B1)ペトロヨハネの子シモン・ペトロ(B1)
ゼベダイの子ヤコブ(B2)ゼベダイの子ヤコブ(B2)ゼベダイの子ヤコブヤコブ(B2)ゼベダイの子たち(!)(?)
ヨハネ(B2)ヨハネ(B2)ヨハネヨハネ(B2)イエスに愛された弟子(?)
アンデレ(B1)アンデレ(B1)アンデレ(B1)(!)アンデレ(!)アンデレ(B1)
フィリポ(!)フィリポ(!)フィリポ(!)フィリポ(?)フィリポ
バルトロマイ(!)バルトロマイ(!)バルトロマイ(!)バルトロマイ(!) 
    ナタナエル
マタイ(!)徴税人マタイマタイ(!)マタイ(!) 
トマス(!)トマス(!)トマス(!)トマス(!)ディディモ・トマス
アルファイの子ヤコブ(!)アルファイの子ヤコブ(!)アルファイの子ヤコブ(!)アルファイの子ヤコブ(!) 
タダイ(!)タダイ(!)   
  ヤコブの子ユダ(!)ヤコブの子ユダ(!)(イスカリオテでない)ユダ
熱心者のシモン(!)熱心者のシモン(!)熱心党員と呼ばれたシモン(!)熱心党のシモン(!) 
イスカリオテのユダイスカリオテのユダイスカリオテのユダ イスカリオテのシモンの子ユダ
   マティア 

注:

(B) は兄弟関係を表す。
  • (!)は、ただ1回のみの言及。
  • (?) は、他の文書内の使徒と同一人物であるかわからないもの。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%BF%E5%BE%92#十二使徒 より引用

イエスの十二使徒は文献によって微妙に違っているようです。
そして十二使徒のひとりにトマスという人物がいますが、トマスとはアラム語で双子という意味です。
教会非公認の外伝といわれる福音書には「トマスはイエスの双子」と記されているそうです。

もともとイエスの使徒は12人ではなく13人であったのではないでしょうか。
つまり、1年12か月のところ、そこからはみでた13番目の月を擬人化した使徒がいた。
そしてそれがイエスの双子のトマスだったということなのでは?

イエスの十二使徒が文献によって異なっているのは、13人のところを無理やり12人に収めようとしたところからはみだしてしまった人物が生じたからではないでしょうか?

 阪急電車 十三大橋4

⑧記紀は聖書に似ている。

飛鳥昭雄さんによると、記紀神話と聖書の記述がそっくりのところがあるそうです。

聖書1日目/ 神は光と闇を分け光を昼、闇を夜と呼んだ。
古事記神世第1代/天之御中柱主神
※キリスト教の三位一体説は『生命の樹』で説明される。
生命の樹は三本の柱からなるとされ、中央が最も高くなり、左右に同じ高さの柱がある。
中央を「均衡の柱」左を「慈悲の柱」右を「峻厳の柱」と言う。
神を柱と表現するのはキリスト教も日本神道も同じ。(左右は均衡の柱からみて)
「天之御中柱主神」というのは生命の樹の均衡の柱を意味するのではないか。

聖書2日目/神は大空を作り大空の下と大空の上に水を分けた。
古事記神世第2代/豊雲野神 ※豊かな雲は大空の上を、野は大空の下に対応する。

聖書3日目/神は地と海を作った。
古事記神世第3代/宇比地邇神・妹須比智邇神
※宇比地は泥土で海、須比智は砂土で地に対応する。

聖書4日目/神は太陽に昼を治めさせ月に夜を治めさせた。
古事記神世第4代/角杙神・妹活杙神
※ヘブライ語で角・光るは同様に『krn』と記す。このため古代よりしばしば混同され、ミケランジェロがモーゼの像に角をつけてしまったという例もある。
杙は牛や馬を繋ぎとめておくためのもの。
つまり角杙神は光りながら地球のまわりを回る神(太陽)。
妹活杙神は満ち欠けしながら(活)地球の周りをまわる女(妹)神。

聖書5日目/神は水中生物・鳥を造り、祝福して言った。生めよ、増えよ。
古事記/神世第5代/意富斗能地神・妹大斗乃弁神
※意富斗・大斗は世界。地は男性・弁は女性の意。つまり「男の世界」「女の世界」。

聖書/6日目/神は獣と人間を造った。造ったものを見て満足した。
古事記/神世第6代/於母陀流神・妹阿夜訶志古泥神
※日本書紀では面足尊。地の面が完成したこと。あやに畏しは賞賛を意味する。つまりすべて完成し、あやに畏しと神が満足したのである。 

キリスト教は1549年フランシスコ・ザビエルによってもたらされたとされますが、5世紀ごろ日本にやってきた渡来人の秦氏がもたらしたんじゃないかという説がありますよ。
秦氏は朝鮮からやってきたと記紀には記述がある。
しかし、秦氏の首長に弓月君という人物がおり、秦氏のもともとの故郷は中央アジアにあった弓月王国というキリスト教国ではないかとも言われています。

秦氏の氏寺の広隆寺は太秦寺ともいいますが、大秦寺とは中国におけるネストリウス派キリスト教(景教)の教会のことです。
太秦と大秦は、点があるかないかの違いしかありません。

石切神社 
石切神社

⑨「虚空見つ日本の国」と発言したニギハヤヒは虚空蔵菩薩のイメージと重ねられた?

13日を縁日とする虚空蔵菩薩はイエスの身代わりになって死んだイエスの双子の弟とイメージが重ねられているのではないでしょうか。。

ニギハヤヒは天磐船を操って大和に天下り、『虚空見つ日本の国』と言っています。
ニギハヤヒは物部氏の祖神で、初代神武は日向から東征するとき「東にはニギハヤヒがすでに天の磐船を操って天下っている」と発言しています。
ここから神武以前に物部王朝があったという説があります。
ニギハヤヒは太陽神の地位を神武に譲った神だと言えると思いますが、ニギハヤヒと虚空蔵菩薩はイメージが重ねられているのではないでしょうか。

すなわち、虚空蔵菩薩=ニギハヤヒは1年の中で存在しない13ヶ月目の神ということなのではないでしょうか?

ニギハヤヒを祀る神社に石切神社がありますが、青森県戸来村にはイエスの弟・イスキリがイエスの身代わりになって磔になったと伝わっています。

なぜトマスではなく、イスキリという名前になっているのでしょうか?
石切を東北の人が発音するとイスキリとなりそうです。
ニギハヤヒ=石切さんはイエスの双子の弟ということで、イスキリとなったんだったりして?

石切劔箭神社 お百度まいりなど 『キリストの弟・イスキリは石切さんだった?』※書き直しました 

そして十三という地名は、イスキリ=石切さん=ニギハヤヒが十三番目の月野神であるところからくるのかもしれません。

十三=トミ=トミヒコ=ナガスネヒコ(トミヒコはナガスネヒコの別名)であるとも考えられますが
ナガスネヒコはニギハヤヒを神と奉じており、関係が深いです。


阪急電車 十三大橋


  
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[2020/01/05 11:57] 大阪府 | TB(0) | CM(0)