兵庫県丹波市 桂谷寺
2018年5月2日 撮影
①2km進むのに2時間かかる白毫寺への道!丹波市の白毫寺へ行く予定でしたが、車で2km進むのに2時間かかるという大渋滞!
あまりの渋滞さかげんに車をおり、犬の散歩をさせる人もいましたよ。
2時間の渋滞にたえましたが、それでもまだ1時間はかかりそうでした。
また、トイレの我慢もできそうになかったので、行くのを諦めました~(涙)
とにかく近くまで行けなかったので、どんな状態なのかわからないんですが、駐車場が少ないのかな?
勝手なお願いかもしれませんが、どこか広い場所に駐車場を確保してもらって、そこからシャトルバスで行けるようにしていただけるとありがたいです~。
②藤の穴場?桂谷寺そんなわけで白毫寺の藤は見れずしまいなんですが、近くに佳谷寺というお寺があり、そこで藤の花を楽しみました。
観光客は少ないのですが
大黒さんが甘茶を接待して、いろいろな話を聞かせてくださったり、
絵手紙の先生が、美しい和紙に「人をゆるせば自分自身が楽になる」という文を書いたものをくださったり
とても感じのいいお寺さんでした。
ありがとうございました♪
③藤の衣服・袴・沓・弓矢で美女をおとしたハルヤマノカスミヲトコ古事記にこんな話があります。
但馬の国(兵庫県豊岡市付近)に、イズシオトメという美しい女性がおり、多くの男性がプロポーズしましたが彼女をおとすことはできませんでした。
アキヤマノシタヒヲトコの弟、ハルヤマノカスミヲトコはイズシオトメにプロポーズをしたいと考え、母親に相談しました。
母親は息子のために山に行き、藤の葛をたくさんとってきました。
そしてそれを用いて衣服・袴・沓・弓矢などを作ってハルヤマノカスミヲトコに与えました。
ハルヤマノカスミヲトコは弓矢をトイレのドアに立てかけました。
イズシオトメは弓矢に咲いた藤の花を取って家に入りました。
ハルヤマカスミオトコはイズシオトメの後に着いて家に入り、二人は結ばれました。(古事記/但馬の国)
④矢は男性のシンボルの比喩?これと似たような話が奈良県桜井市の大神神社や京都市左京区の下鴨神社にもあります。
大物主は矢に姿を変えて川を流れていき、用を足すため川へやってきたセヤダタラヒメのホトをつきました。
セヤダタラヒメが矢を部屋に持ち帰ると矢は大物主の姿にもどり、ふたりは結ばれました。(古事記/大神神社)
賀茂川の川上から流れて来た矢を玉依姫が拾い上げ、部屋においておいたところ、妊娠して男児がが生まれました。
(山城風土記/下鴨神社)この3つの話を読むと、矢とは男性のシンボルの比喩のように思えます。(特に大物主が姿を変えた矢が、セヤダタタラヒメのホトをついたという話から)
⑤藤の花の魔力ハルヤマノカスミヲトコとイズシオトメの話では、単なる矢ではなく、藤の花のついた矢となっているところがミソです。
どうやら藤の花には女をおとす魔力があるかのようですね。
なぜ藤の花にはそのような魔力があると考えられたのでしょうか。
それは、藤の花の色と関係があるのではないかと思います。
次の2首を鑑賞してみてください。
紫の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に 吾恋ひめやも/大海人皇子
(紫草のように美しいあなた。あなたが憎ければ、人妻と知りながら、こんなに恋い焦がれずにいられるものを。)
紫は ほのさすものぞ 海石榴市の 八十のちまたに 逢へる子や誰/詠人知らず
(顔をぽっと赤らめた海石榴市の辻で逢った貴女は、何というお名前ですか。)
※紫色に布を染める際、媒染剤として椿の灰をいれると鮮やかに染まったのだそうです。 この2つの歌を鑑賞すると、女が男に恋する様子を紫と表現していたのかな、と思いませんか?
また、男と契りながら血を吸う女の妖怪がいますが、この妖怪は紫女と呼ばれています。
なぜ紫女なのかというと、妖怪の女が男に恋していたためではないかと思えるのです。
清少納言も「枕草子」「めでたきもの」に「色あひ深く 花房長く 咲きたる藤の 松にかかりたる」と書いています。
これは藤=女性、松=男性の比喩であるといわれます。
イズシオトメは恋する女性に喩えられる紫色の藤の花を見て、自分自身も紫色に染まってしまい、それでハルヤマノカスミヲトコに恋してしまったのではないでしょうか。
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[2018/05/08 12:43]
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