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難波宮跡 四天王寺ワッソinなにわの宮 『日本語のルーツは古代韓国語ではないと思う。』 

大阪市中央区 難波宮跡
四天王寺ワッソinなにわの宮跡・・・2017年は11月5日 
http://wasso.net/%E9%96%8B%E5%82%AC%E6%A6%82%E8%A6%81/%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA%E3%83%AF%E3%83%83%E3%82%BD2017%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0/

四天王寺ワッソ 2


①古代、多くの渡来人たちが日本にやってきた。


古代の日本には朝鮮半島や中国から多くの渡来人がやってきました。
四天王寺ワッソは、武寧王・アメノヒボコ・鑑真など、時代を超えた渡来人を聖徳太子らが出迎えるという内容になっています。
いろんな時代の渡来人がタイムスリップして現代に集まったみたいな?
SFチックでオモシロイですね~。

四天王寺ワッソ7 
②「わっしょい」の語源は「ワッソ」?

かつては谷町9丁目から四天王寺までをパレードしていたそうですが、現在では難波宮で行われています。
祭を「四天王寺ワッソ」というのは、そのときの名残なのでしょう。

ワッソとは現代韓国語で「来た」という意味で、日本の祭などで「わっしょい、わっしょい」というのは渡来人たちが日本に到着して「ワッソ、ワッソ」と喜んだことに由来するという説があります。
しかし、これは語学的根拠にかけるとして疑問視されています。
またいわゆる「韓国起源説」のひとつであるとの批判もあります。

四天王寺ワッソ 6


③「わっしょい」は「和を背負う」?

「わっしょい」の語源は「和を背負う」からくる、ヘブライ語の「エッサ(運ぶ)」からくるなどの説もあるようです。

ワッソ(来た)よりもエッサ(運ぶ)のほうが神輿を運ぶときの言葉としてふさわしいように思えますが
エッサからどうやってワッショイになるのか、ちょっとむりくりっぽい感じもしますね。

あと関西ではあまり「わっしょい、わっしょい」というかけ声はかけていないように思いますが、どうでしょうか。
京都では「ほいっと、ほいっと」、大阪では「べーら べーら べらさっさ」というのが多いように思います。
金峯山寺では「えーらいやっちゃあ」と言っていました。

四天王寺ワッソ8


④幕末から太平洋戦争にかけて、日本から韓国に伝わった言葉


私は日本語しか話せず、韓国語はまるきりわからないのですが
日本語と韓国語は文法も同じだし、よく似た言葉があるそうですね。

例えば、次のような言葉です。
酸素マスク→サンソマスク
安全対策→アンジェンタイサク
家族→カジョク
高速道路→コウソクドロ
市民→シミン

http://yukashikisekai.com/?p=25333

これらの言葉は幕末から太平洋戦争にかけての期間に、日本から韓国に伝わった言葉のようですね。

四天王寺ワッソ 5


⑤古代朝鮮語からの借用語

借用語とよばれるものがあります。
たとえば現代ではテレビ・ラジオ・ミシンなどの言葉がありますが、これらは英語を借用語としてとりいれ、定着したものです。
かるた、てんぷら、ぼたん、ジョーロ、タバなどの言葉のルーツはポルトガル語で、江戸時代にとりいれられたものです。

古代の日本には朝鮮や中国から大勢の渡来人がやってきていましたから、彼らの言葉を取り入れた借用語もあったでしょう。
たとえば母屋(おもや)と言う言葉は、朝鮮語を借用したものではないかという説を読んだことがあります。

しかし借用語はあくまで借用語であって、日本語のルーツだとはいえません。
日本語に「テレビ」「かるた」という言葉があるからといって、日本語のルーツは英語であるとか、ポルトガル語であるとかいうことがおかしいことは容易に理解できるでしょう。

四天王寺ワッソ 3


⑥日本語のルーツは古代韓国語ではないと思う。

イ・ヨンヒさんんが日本語のルーツは古代韓国語ではないかと説かれていますが、これはちょっと納得しがたいです。
(古代、韓国という国はなかったので古代韓国語と言う言葉はおかしいかもしれませんが、イ・ヨンヒさんが古代韓国語と言う言葉を使われているので、あえてそのまま使います。)

というのは、身体語や天体語など基本的な言葉が日本語と韓国語(古語)では全くあわないのです。
ところが、イ・ヨンヒさんは日本語は韓国語からくるとして、次のように説明されています。

a.頭(あたま)→古代韓国語の「アタム(端の丸)」からくる。古代韓国語で頭は「モリ」
b.おでこ→古代韓国語の「デコル(頭)からくる。
c.目→古代韓国語の「メェ(集める)」からくる。
d.まぶしい→古代韓国語の「ヌンブシ(目つぶし)からくる。
e.めんめ→古代韓国語の「メ(鞭)」の幼児語「メンメ」からくる。
f.まつげ→古代韓国語の「合わせ毛(マチゲ)」からくる。
g.家内→古代韓国語の「ガンナイ(女)」からくる。

四天王寺ワッソ 4


古代韓国語で頭・おでこ・目・まぶしい・まつげなどに対応する言葉があるのに、なぜそれらの言葉がそのまま伝わらずに「アタム(端の丸)」から日本語の頭と言う言葉ができたり、「メェ(集める)」から日本語の目という言葉ができたりするのか、その理屈がわかりません。

また、このやり方だと、どんな言葉でもむりくり日本語に結び付けてしまえるでしょう。

gの「家内」は大和言葉ではないですよね?大和言葉では「つま」ではないでしょうか。
家内という言葉は時代が下ってからできた言葉ではないかと思います。
夫は外に出かけて仕事をしますが、妻は家の中にいて家事や育児をします。
そういったところから、日本人が「家」「内」という漢字を組み合わせて「家内」という言葉をつくり、それを音読みにしたのではないでしょうか。
古代韓国語のガンナイは(女)とは関係がなさそうに思えます。

このような言葉はたくさんあります。
例えば電源という言葉がありますが、昔は電気というものはなかったので、最近になって作られた言葉だと思われます。
「電気の源」を略して「電源」とし、それを音読みにしたものでしょう。

最後に、説の批判はいいが、人格批判はやめるべきだということを申し添えておきます。
特に韓国のことになると、賛成にしろ反対にしろ、感情的になって罵詈雑言をあびせる人がいますが、そういうことはやめたほうがいいかと思います。

四天王寺ワッソ  


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[2017/11/04 21:29] 大阪の祭 | トラックバック(-) | コメント(-)