①池田町洋館街明治時代にタイムスリップしたかのような洋館を発見。
旧ウォーターハウス邸この一画には赤煉瓦の塀がめぐらされていました。
ダブルハウス異国を歩いてるような気分に。
これらの建物はヴォーリズが設計したものです。
②一柳米来留のサインヴォーリズはメンソレータム(現在はメンタームに改称)で有名なヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の設立者であり
また高名な建築家でもありました。
子爵令嬢の一柳満喜子と結婚したのち、日本国籍を取得し、一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と改名しています。
米来留は「米(アメリカ)から来て留まる」という意味だそうです。
http://vories.com/album/09.php ←こちらに米来留(ヴォーリズ)のサインの画像が掲載されています。
http://1gan.co.jp/2016/09/05/post-1965/←ヴォーリズのサインは丸・三角・四角を描いた禅画に似ています~~!
③天円地方
中国では、天は円く、地は方形であると考えられていました。(天円地方/てんえんちほう)
中国の女神・女媧は手にコンパスを、男神の伏義は手に直角定規をもっており、コンパスは天を、直角定規は地をあらわすと言われています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AAnonymous-Fuxi_and_N%C3%BCwa3.jpg
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a9/Anonymous-Fuxi_and_N%C3%BCwa3.jpg よりお借りしました。
作者 匿名 [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で
陰陽で考えれば、陰は女性や大地を、陽は男性や天を表します。
すると女神である女媧が天を表すコンパスを、男神であるが地をあらわす直角定規をもっているのは逆じゃないかと思われるかもしれません。
女媧や伏義が手に持っている道具は自分自身を表すシンボルであるとは限りません。
女媧が手に持つコンパスは伏義を、伏義が手に持つ直角定規は女媧を意味し、女媧と伏義が和合していることを表しているのかもしれません。
池田町洋館街近くにある近江八幡市立八幡小学校。
もともとは大正時代に田中松三郎氏の設計で建てられたものでしたが、最近改築したそうです。
でもとてもおしゃれな建物で、洋館にマッチしていますね。
③ヴォーリズのサインは禅画の影響?キリスト教の影響?
それはさておき、禅画はこの中国の天円地方を表現したものではないでしょうか。
ヴォーリズは禅画にインスピレーションを受けて上記のサインのデザインを思いついたのでしょうか?
それもありえますが、ヴォーリズは信仰していたキリスト教からデザインのヒントを思いついた可能性もありそうです。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/37335.htmlに、キリスト教の壁画の初期のものは丸や三角の記号だったとの旨が記されています。
またフリーメイソンのシンボル(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Square_compasses.svg?uselang=ja)はコンパスと直角定規をダビデの星の形に組み合わせたもので、陰と陽、天と地、男と女の融和を表すとされます。
フリーメイソンは16世紀後半から17世紀初頭に西洋で発生したものですが、このフリーメイソンのシンボルもコンパスと直角定規が用いられているというが興味深いです。
近江八幡市立八幡小学校
④Λは男性を、∨は女性を表す?
ダン・ブラウンの「ダビンチコード」には、キリスト教ではΛは男性を、∨は女性を表すと書いてあったと思います。。
Λは△、∨は▽といってもいいのではないでしょうか。
すると初期のキリスト教の壁画に描かれた三角は男性や女性をあらわすものであった可能性があります。
▽と△を組み合わせた六芒星(イスラエルのダビデの星)は男女和合を表しているのではないかと思います。
フリーメイソンのシンボルのコンパスは△またはΛで男性を、直角定規は▽またはⅤで女性を表すものであるとも考えられます。
荒魂(男神)と和魂(女神)を和合させることは、荒魂を仏法守護の神に転じさせる呪術であったのではないかと私は考えています。
詳しくはこちらをお読みください。→ 飛鳥 光の回廊 岡寺 『龍を池に閉じ込める呪法』
ついでにいえば、日本では六芒星は籠目紋といい、魔除けに用いられることもあったそうです。
東洋と西洋には似たものがたくさんあるようです。
ルーツが同じなのか、はたまたシンクロニシティなのか?
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毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2017/09/27 12:39]
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