千葉県浦安市 浦安市郷土博物館(撮影可)
2017年7月下旬撮影
説明的な写真ばかりですが、おつきあいくださると嬉しいです。
①海苔の養殖
かつて浦安では海苔の養殖、アサリや蛤の養殖、漁業が盛んに行われていました。
↑ 海苔ペット。
網についた海苔を、回転するカッターで刈り取り、掃除機のように吸い込む機械のようです。
↑ 海苔下駄。
花魁も真っ青な高い下駄ですね。
海中で海苔を成長させる道具のことをヒビといい、竹ヒビ・木ヒビ・網ヒビなどの種類がありました。
ヒビの図は下記サイトをごらんください。
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e_bunkazai/shiryoshitsu/hakken_sheet/agriculture.files/5-01.pdf#search=%27%E6%B5%B7%E8%8B%94%E9%A4%8A%E6%AE%96+%E7%B6%B2+%E8%88%9F%27ヒビを建てる際、まず底におもりをつけた海苔下駄をはいて水中に立ち、二股になったまた棒を体の正面に立てます。
↑ 中央にある二股の棒が「また棒」です。
そして片足をまた棒のマタに移し、体重をかけて海底に突き刺し、穴をあげます。
こうしてあけた穴に竹ヒビをさしこみます。
↑ 浦安市郷土博物館に展示されていた写真。いい写真だなあ~。
向かって右の男性は海苔ペットを使って作業していますね。
向かって左の3人の男性は海苔下駄をはき、また棒を使って穴をあげる作業をされているのだと思います。
昭和20年ごろより船上からポンプを使ってヒビを建てるようになり、海苔下駄は使われなくなったそうです。
②刺網
魚の種類によって生態が異なるので、網の目の大きさ・太さ・向き・深さなどの異なる様々な刺網を用いていました。
↑ 浦安市郷土博物館に展示されていた写真。
何の作業をされているのでしょうか?わかる方、教えて!
③貝漁
↑ 腰タブ籠。
これを使って砂ごと貝を採ります。
砂は籠の目から落ち、籠の中には貝が残ります。
↑ ガタ。貝をふるいにかける道具です。
ガタに残った貝のみを収穫し、小さな貝は戻します。
収穫量が減らないようにするための工夫ですね。
④行商と浦安橋魚市場
↑ 浦安市郷土博物館に移築されていた魚屋。
採れたての新鮮な魚を売っていたのでしょうね。
自転車にトロ箱を積んで、行商にも出かけていました。
↑ 浦安市郷土博物館に展示されていた浦安橋魚市場の写真。昭和初期に作られました。
↑ 現在は浦安魚市場となっています。
昭和48年、浦安市の漁師たちは漁業権を全面放棄し、ディズニーランド誘致に合意しました。
↑ 東京ディズニーランド
今はもう見ることができない風景が、浦安市郷土博物館にはありました。
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[2017/08/15 12:57]
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