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観音山公園 機物神社 七夕祭 『山上憶良と山之上』 

大阪府枚方市 観音山公園(中山観音寺跡)・・・枚方市香里ケ丘
大阪府交野市 機物神社
七夕祭・・・7月6日 7月7日

観音寺公園付近 アガパンサス  
観音山公園付近 アガパンサス

①鵲とは白鳥座のこと?

観音山公園近くには人工の川が流れる遊歩道があってこんな説明板が置かれていました。

観音山公園付近 石碑

ここから1kmほど東に天野川(天の川)と呼ばれる川があり、観音山公園と機物神社が対面しています。
といっても、観音山公園と機物神社はかなり距離が離れていますが~。



上の地図の東側、第二京阪道路とJR片町線が交差するあたりに機物神社が、西側香里ヶ丘中央公園の南あたりに観音山公園があります。
5kmほど離れているかな?
郡津駅の西側を南北に流れる川は天野川です。

天野川は天上の天の川を、中山観音寺はアルタイル(牽牛星)を、機物神社はベガ(織女星)を表すものとされ
天野川には牽牛と織姫が年に一度逢瀬を楽しむという合逢橋もあります。

牽牛と織姫は鵲がかける橋を渡って年に一度の逢瀬を楽しむのですが、この説明版の図を見ると、鵲とは白鳥座のことなんですね!
今まで気が付きませんでした~。(バカ)

観音山公園 牽牛 七夕飾り 
観音山公園

機物神社 七夕飾り 
機物神社

②山上憶良と山之上

観音山公園は小高い丘となっていて、丘の上には牛を轢く牽牛の像が建てられています。
牽牛像の隣には歌碑が建てられており、万葉歌人山上憶良(やまのうえのおくら)の歌が刻まれていました。

観音山公園 歌碑 

牽牛(ひこぼし)の 妻迎え船 こぎ出らし 天の川原に 霧の立てるは
(彦星の妻を迎える船が漕ぎ出たらしい。天の川の川原に霧がかかっているのを見ると。)


うーん、山上憶良ね~・・・・

京阪枚方市駅からバスに乗ってここにやってくる途中、「山之上」というバス停があったんですよ。
だけど、山の上ではありません。

で、この地名を調べてみたところ、「枚方丘陵の中腹にあり、天野川から見て高い所にあるため」山之上というとの説があるようです。

ここで毎度おなじみのトンデモ説!
山之上という地名は山上憶良ら山上氏が住んでいたところからくるなんてことはないかな?

枚方は天の川伝説発祥の地だといわれており、山上憶良(660年? - 733年?)よりのちの平安時代には、惟喬親王が在原業平らを連れてこの地をおとづれ、その際在原業平や紀有常らが七夕や天の川の歌を詠んでいます。

そして山上憶良もたくさんの七夕や天の川の歌を詠んでいます。

山上憶良は、皇別氏族(皇室から臣籍降下した氏族)・山上氏の出で、山上という姓は、大和の山辺郷に由来するといわれます。
でも、山辺憶良じゃなくて、山上憶良ですから。
で、山上憶良がたくさんの天の川の歌を詠んでいるのは、自分ちの近くに天野川(天の川)が流れていたからだったりして?

観音山公園付近 紫陽花 


観音山公園付近 紫陽花

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[2017/07/08 19:10] 大阪の祭 | トラックバック(-) | コメント(-)