京都府宇治市莵道 三室戸寺
2009年6月中旬 撮影
①大神神社名物『みむろ』初めて三室戸寺という寺の名前を聞いたとき、『みむろ』という最中を思い出しました。
はい、甘いもの大好きです♡
『みむろ』は大神神社(奈良県桜井市)の大鳥居の横にある店で売っている名物のお菓子です。
大神神社のご神体である三輪山の別名を御諸山といいます。
この御諸山にちなんでお菓子の名前を『みむろ』としたのでしょう。
②十八神社は御室神社?三室戸寺の本堂の向かって左手に十八神社があります。
十八神社は三輪山山麓にある大神神社の神を勧請したもので、当初は三室神社と言っていたそうです。
大神神社の神を勧請したということは、三室神社の三室は御室山(三輪山)の御諸に別の字を当てたのでしょう。
三室戸寺は、もともとは御室戸寺と称していたのを、光仁、花山、白河三帝の離宮になったために【御】の字を【三】に替えたと伝わっていますが
十八神社(三室神社)は三室戸寺が創建される以前からここにあったといいます。
もしかしたら、三室神社はもともとは御室神社で、御室戸寺を三室戸寺と変えたときに三室神社と名前を変えたのかも?
それはともかく、最中の『みむろ』と『三室戸寺』には関係があったんですね~。
③宇賀神境内に宇賀神(うがじん)の石像が置かれていました。
宇賀神は人頭蛇身のおすがたをしておられますが、大神神社の御祭神・大物主神は蛇神と信仰されていて、大神神社の境内には蛇の好物である玉子がお供えされています。
宇賀神の石像が三室戸寺の境内に置かれているのは、蛇神である大物主神に対する信仰と関係があるのかもしれませんね。
④宇賀神とろくろ首
宇賀神を見て、私は「ろくろ首だあーー」と思いました。
それでひらめいたんですが、昔の人は蛇とは頭部に長い首のついた動物だと考えていたのではないでしょうか?
⑤太陽神はドクロの神?御室山(三輪山)は蛇がとぐろを巻く姿をしているといわれます。
そして、御室山は奈良の東にあって太陽が昇る山です。
上の写真は三輪山より昇る朝日を合成で作ったものです。(曇っていて朝日が出なかった~)
上の宇賀神の写真とくらべて見てみましょうー。
蛇のとぐろが三輪山だとすると、宇賀神の頭部は太陽のようです。
世界中で蛇を太陽神とする信仰がありますね。
それは脱皮を繰り返す蛇には再生のイメージがあるためであると一般的には説明されます。
そして⑤でお話ししたように、昔の人は蛇を頭部に長い首がついた動物だと考えていたと思います。
すると、太陽神とはドクロの神なのかも?
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