滋賀県湖南市 善水寺
節分会星祭・・・2月3日
①善水寺 節分会星祭
護摩がたかれます。
鬼参上!
鬼は僧侶の法力によって三毒消除されます。
三毒とは、貪欲(むさぼりの毒)、瞋恚(しんに/いかりの毒)、愚痴(愚かさの毒)のことをさします。
②鬼熊手もう一度、2枚目の写真を見てください。青鬼は手に熊手を持っていますね。
なぜ青鬼は手に熊手を持っているのでしょうか?
調べてみると熊手は別名を鬼熊手ともいうようです。
妖怪・百鬼夜行シリーズ ← こちらのサイトには熊手という妖怪が紹介されています。『熊の手が妖怪に化けたもの』と説明されています。
③神武天皇、熊の化け物に出会って気絶する。日本書紀には次のような内容が記されています。
初代神武天皇は日向に住んでいましたが、あまりに国の端だということで、東征して畿内入りをめざしました。
白肩の津(東大阪付近?)で神武天皇は船を降りて上陸しましたが、地元の豪族・ナガスネヒコと戦って敗走しました。
神武天皇はいったん南に迂回して、そこから北上して畿内入りする計画をたてました。
神武は熊野で大きな熊の化け物にあい、毒気にあてられて気絶してしまいました。古の人々は熊を恐ろしい化け物であると考えたようです。
すると、青鬼は熊の妖怪なのかも?
④おまえ百まで、わしゃ九十九までまた「おまえ百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」と謡う俗謡があります。
これは謡曲『高砂』からくるものと考えられていますが、謡曲『高砂』では尉は『くまで』を、姥は『ほうき』を手に持っています。
尉が『くまで』を持っているのは『きゅうじゅう
くまで』という意味、
姥が『ほうき』を持っているのは『掃く→
ひゃく(百)』に掛けてあるといわれています。
⑤九十九(つくも)神ということは、『くまで』は『九十九』を意味するものであるとも考えられますが、『九十九』は『つくも』ともよみます。
『つくも』とは『次、百(つぎもも)』という意味だそうです。
そして器物は百年たつと精霊が憑いて妖怪になるとと考えられており、このような器物の妖怪のことを『つくも神(九十九神・付喪神)』といいます。
青鬼が熊手を持っているのは、鬼が『つくも神』であることを現しているのかも?
皆様はどう思われますか?
鬼のお加持毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
※まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。
歴史ブログ・
旅 free style もよろしくお願いします~。
いつも応援ありがとうございます♪
にほんブログ村
にほんブログ村
[2017/02/06 01:25]
滋賀の祭 |
トラックバック(-) |
コメント(-)