fc2ブログ














長瀞渓谷 紅葉 秩父神社 『秩父三社の配置はたたら星の形になっている?』 


埼玉県秩父市長瀞町 長瀞渓谷(ながとろけいこく)
2016年11月中旬 撮影


長瀞渓谷-紅葉 
●長瀞渓谷

荒川をずーーっと遡っていった所に長瀞渓谷(ながとろけいこく)があります。
長瀞渓谷は三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)に属するとのことです。
 
長瀞渓谷-紅葉2

岩石は熱や圧力、また水や空気と化学反応を起こして変化することがあり、これを変成岩と言います。
そしてこの変成岩が帯状に存在する場所のことを変成帯と言うのだそうです。

三波川変成帯は低温高圧型の変成岩が分布しているのだとか。よくわかりませんが~。(汗)

長瀞渓谷 紅葉-SL

秩父鉄道ではSLも走っていましたよ。

●秩父神社


付近には秩父三社と呼ばれる宝登神社・秩父神社・三峯神社があります。
全部は行けなかったんですが、秩父神社はお参りしました。

秩父神社2 
秩父神社(女性は堺祭の行列に参加されていた方です。合成)


秩父神社 
社殿は徳川家康の命で作られたものだとか。
日光東照宮に雰囲気が似ていますね。関西にはない意匠です。

中世には「秩父大宮妙見宮」として厚い信仰を集めたそうです。

●妙見星神とたたらぼし


何の気なしに妙見神についてぐぐっていたところ、次のサイトに行きつきました。
http://www.raifuku.net/special/wolf/details/myoken1.htm

ここに妙見星神の図像が掲載されています。

妙見星神(妙見菩薩)は北極星を神格化した神様です。
人間の姿をしているのが妙見星神で北極星を表しているのでしょう。

その上に星が描かれていますね。

へたくそですが、妙見星神の上に描かれている星を描いてみました。↓

妙見星神の上部に描かれた星



江戸時代の人は星占いが大好きだったようで、二十八宿(天球における天の赤道を28に分割したもの)の本がたくさん書かれたそうです。

二十八宿
File:Twenty-eight mansions.jpg

ウィキペディア(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Twenty-eight_mansions.jpg?uselang=ja )よりお借りしました。

妙見星神の真上に描かれているのは北斗七星かな?

さらにその上に記されている三ツ星は婁(たたらほし/おひつじ座β星)?

たたらというのは古代の製鉄にもちいる鞴(ふいご)のことですが。

File:Japanischer Tatara-Ofen mit Flügelgebläse (18 Jahrhundert).jpg

ウィキペディア(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Japanischer_Tatara-Ofen_mit_Fl%C3%BCgelgebl%C3%A4se_(18_Jahrhundert).jpg?uselang=ja)よりお借りしました。

そういえば、この近所の黒谷で708年に和銅が産出され、元号も和銅と変え、和同開珎が作られています。

宝登神社・秩父神社・三峯神社を線でつなぐと扁平な三角形になるんですが、これがなんとなくたたらほしの形に似ています。

秩父三社


銅を精錬するためにも鞴は用いられました。
このあたりでは銅が産出されたので、秩父三社はたたらほしの形に配置されたのでしょうか?

そして秩父三社の一、秩父神社に妙見信仰があったのは、妙見星神の上にたららぼしが描かれるから?
妙見星神ってたたらと関係がある神様なんでしょうか?

長瀞渓谷 紅葉 

長瀞渓谷 紅葉 


毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

※まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。



いつも応援ありがとうございます♪

にほんブログ村 写真ブログ 近畿風景写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
にほんブログ村


 
[2016/11/25 00:00] 埼玉県 | トラックバック(-) | コメント(-)