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京都御所 一般公開 『大内裏が再建されなかった理由とは』 

京都市上京区 京都御所

京都御所では春と秋に一般公開を行っていましたが、最近、通年公開になりましたね。
紅葉や雪の御所を見てみたい~。

写真は2006年の秋の一般公開を撮影したものです。

京都御所 碁 
碁を打っていますね。
碁は7世紀ごろ中国より日本へ伝わったとのことです。
源氏物語や枕草子にも碁について記されているそうです。

藤原佐為は実在したか?

●大内裏

天皇が住み、儀式や執務を行う宮殿のことを内裏といい、禁中・禁裏・御所ともいわれていました。
内裏の周囲には官庁が並び、その周囲が大垣で囲まれていました。
その大垣で囲まれた場所を大内裏といいます。平安宮ともいいます。

●平安時代の大内裏は2kmほど西にあった。

平安京が作られた当時の大内裏(は現在の千本通りと丸太町通りが交差するあたりにありました。
現在の京都御所から2kmほど西ですね。
今は児童公園に『大極殿遺跡』の石碑があるだけで当時のおもかげを忍ぶものはないようです。

京都御所 蹴鞠2  
庭では蹴鞠が行われていました。

 ●里内裏

大内裏の建物は落雷や火災などでたびたび被害を受けています。
最初のころは被害を受けるたびに再建されていたのですが、11世紀ごろには天皇は里内裏に住むようになりました。
里内裏とは仮皇居として用いられた天皇外戚(藤原氏)の邸宅のことです。
1227年、大内裏のほとんどを焼失する火災が発生して以降、再建されることはありませんでした。
現在の京都御所はこうした里内裏のひとつで1331年に光厳天皇が里内裏としてから550年間にわたって使用されてきたものです。

京都御所 1

●天皇家には大内裏の修復費用がなかった?

大内裏の建物が修復されなくなった理由についてネットを調べたところ「天皇家にお金がなかったから」というのがありました。
しかし平安京を建都する際にも天皇家にはお金はなかったと思います。
なにせ平安京遷都の10年前に莫大な費用をつぎこんで長岡京を建都したばかりだったのですから。

785年に桓武天皇の弟で皇太子だった早良親王が藤原種継暗殺に関与したとして長岡京の乙訓寺に幽閉されるという事件がおきました。
早良親王は無実を主張してハンガーストライキを決行し、流罪となって淡路へ向かう船の上で憤死されました。
長岡京がわずか10年で捨てられ平安京に遷都したのは、早良親王の怨霊がすむ長岡京から逃れるためであったと言われています。
そして平安京建都にかかる莫大な費用と土地は秦氏が提供したと言われています。

●自分たちの邸宅に天皇を住まわせた藤原氏


一方、天皇外戚の藤原氏は多くの荘園を持っていましたから、相当なお金持ちだったのではないかと思います。
藤原氏が大内裏を作って天皇家に献上するという方法もあったはずですが、そうはされていません。
藤原氏の邸宅に住んでもらったほうが天皇を御するのに都合がいいと藤原氏は考えていたということなのではないでしょうか。

京都御所 采女


清涼殿には采女装束を身に着けたマネキンが飾られていました。
采女とは本来は天皇の食事や身の回りのお世話などをする女官のことでしたが、平安時代以降はすたれ、特別な行事(大嘗祭など)の時に給仕をする官職のことを采女というようになりました。
采女が写真のような装束を着用していたのは江戸時代中期ごろからだと考えられています。
青海波の模様の袖が清々しくていいなあ~


●菅原道真に恨まれた土地

930年、都は大変な干害に見舞われました。
そのため御所の清涼殿で干害対策会議が行われたのですが、その最中、突然激しい雷雨となり雷が清涼殿を直撃するという事件がありました。
多くの死傷者が出ましたが、その死傷者の中には901年の菅原道真左遷(藤原時平の讒言により醍醐天皇が菅原道真を大宰府に左遷した事件。)にかかわった人物が多数いました。
そのため清涼殿への落雷は道真の怨霊の仕業だと考えられました。
醍醐天皇はこの清涼殿落雷事件の3か月後に崩御されましたが、それは道真の怨霊をおそれるあまりノイローゼになったのが原因ではないかといわれています。

1221年の大内裏の火災もまた菅原道真の怨霊の仕業だと考えられたのかも?
そのため「この土地は菅原道真に恨まれている」として大内裏は再建されずに放置されたのではないかと思ったりします。

 
京都御所 蹴鞠 

毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!

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[2016/11/05 00:00] 京都の祭 | トラックバック(-) | コメント(-)