滋賀県高島市今津町 桂浜園地 ヴォーリス通り
撮影 2014年9月20日
●日本の彼岸花は三倍体のため種子ができにくい。日本の彼岸花は三倍体のため、種子ができにくいそうです。
そういえば、彼岸花が結実しているのって見たことがないかも。
●三倍体って何?以下、ニワカ知識です。
日本の彼岸花は三倍体だと言われています。
三倍体とは染色体を3セット持つ生物のことです。
一般的に動物は二倍体ですが、植物には三倍体、四倍体なんていうのも存在しているそうです。
二倍体とは父方から1セット、母方から1セットの染色体を受け継いで2セットの染色体を持つ生物のことです。
二倍体の植物は1セットの染色体を持つ花粉(父方)と胚嚢(母方)を作り、これが受精すると2セットの染色体を持つ新しい細胞ができ、種子を作ります。
ところが三倍体の植物は父方・母方の染色体の数があわないため、正常な減数分裂ができず、種子ができにくいそうです。
●彼岸花には二倍体のものもある。
彼岸花の原産地と考えられている中国には三倍体の彼岸花のほか、二倍体で種ができる彼岸花もあるそうです。
また、日本にも数は少ないようですが二倍体で種ができる彼岸花があるようで
彼岸花を種から育てたという記録がありました。
↓
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/higanb_tane.html
ヴォーリス通り 今津郵便局跡
●コヒガンバナとは二倍体の彼岸花?上のサイトには育てているのはコヒガンバナであると書いてあります。
コヒガンバナとはなんでしょうか?
次のように記されたサイトがありました。
ヒガンバナより小形という意味だが、外見上の違いはない。違うのは、このコヒガンバナには種ができること。生物学的には細胞の染色体数が基本数の二倍の二倍体。ヒガンバナは三倍体で種ができない。http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1717.htm より引用
どうも二倍体の彼岸花のことを、コヒガンバナといっているようです。
ヴォーリス通り 今津基督教会館
●日本の彼岸花はたった一株の彼岸花が株分けされて広まった?
以前、彼岸花についてネットで調べていたところ、「日本の彼岸花は中国よりもたらされた一株の彼岸花が株分けされて広まった」と記されたサイトがたくさんありました。
なぜ一株の彼岸花が株分けされたと考えられるのか、その理由については、次のように説明されているものがありました。
日本の彼岸花はすべて三倍体である。
三倍体の彼岸花は珍しい。
ゆえに、たった一株の彼岸花が株分けされ北海道をのぞく日本全国に広まったと考えられる。
でも彼岸花の原産地と考えられている中国にも三倍体の彼岸花はあるとのことなので
複数株の三倍体の彼岸花が日本にもたらされたと考えたほうが自然だと思います。
『ヴォーリス通り』の東にある民家の脇から琵琶湖の浜に出てみると、東の空なのに夕焼け雲が。 ●遺伝的に同一とは?以前、
ウィキペディアには次のように記されていました。
「日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。また三倍体であるため種子で増えることができない。」 (ウィキペディアより引用 ※現在は書き直されています。)
2016年9月18日現在、ウィキペディアの記事は次のように書き直されています。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であるとされるが、このことがただちに中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えることはできない。三倍体であるため一般に種子で増えることができないため、持ち込まれた複数のヒガンバナが中国ですでに遺伝的に同一であることは充分にあり得るためである。ここに「
日本に存在する彼岸花はすべて遺伝的に同一である」とありますが、遺伝的に同一とは具体的にどういうことなのでしょうか?
日本の彼岸花が全て(実際には二倍体もあるので全てとはいえない。)三倍体であるということでしょうか?
このあたり、ちょっとよくわかりません。
毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
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[2016/09/19 18:53]
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