京都府福知山市大江町 皇大神社・豊受大神社
元伊勢八朔祭・・・9月第一日曜日●元伊勢ってなあに?現在、伊勢神宮内宮に天照大神が、外宮には豊受大御神が鎮座していますが、伊勢に鎮座するまで、何度も鎮座地を変えています。
一時的に天照大神または豊受大御神が鎮座していた場所を元伊勢といいます。
京都府福知山市大江町の皇大神社と豊受大神社もこうした元伊勢とされています。
元伊勢八朔祭は江戸時代に大干ばつがあり、雨乞いをしたのが始まりだといわれています。
皇大神社に大名行列がやってきました。
空中を舞っているのは鳥毛といって大名行列の際に用いられる道具でした。
氏子さんが空中に放り投げた鳥毛を、別の氏子さんがキャッチします。
こうして鳥毛を人から人へと投げ渡しながら町内を練り歩き、神社へやってきます。
↑ こちらは豊受大神社に向かう氏子さんたちです。

神社へ到着しましたよ。
●雨乞いと大名行列大名行列の列順と道具 ← こちらのサイトに大名行列の大鳥毛が描かれていますが、皇大神社・豊受大神社の八朔祭と同じように鳥毛を放り投げています
愛知県豊川市赤坂町の雨乞いまつり(宮道天神社祭礼)においても大名行列が行われています。
また、奈良春日大社の春日若宮様はを天押雲根命という名前で水徳の神として信仰されていましたが、春日若宮おん祭でも大名行列が行われます。
春日若宮おん祭は過去に何回か行ったことがあるのですが、ぜーーんぶ雨や雪でお渡り中止になりました。(涙)
そういうわけで写真がないので、動画をお借りしました。 動画主さん、ありがとうございます。
うまく撮れていて、祭の賑わいを肌身に感じることができますね♪
16:50くらいのところを見てください。
大名行列のようすですが、皇大神社や豊受大神社と同じようにひとりが鳥毛を放り投げ、もうひとりがキャッチしています。
衣装もよく似ていますね。
どうやら雨乞いと大名行列の鳥毛には関係がありそうですね」。
なぜ大名行列に鳥毛が用いられるのかはわかりませんが(汗~)
●鳥毛は台風をあらわしている?
回転する鳥毛は小さな台風のようにも見えました。
台風の写真 旧暦の八朔(8月1日)ごろ、台風がよくやってきます。
元伊勢八朔祭は雨乞いがルーツです。
台風の神を町に招いて雨を降らせようということなのかな、と思ったりしました。
先日の台風で被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
毎度、とんでも説におつきあいくださり、ありがとうございました!
※まとめサイトなどへ無断で転載することはおやめください。
いつも応援ありがとうございます♪
にほんブログ村
にほんブログ村
[2016/09/03 00:00]
京都の祭 |
トラックバック(-) |
コメント(-)