京都市左京区 鞍馬寺
撮影 4月19日
鞍馬寺の普明殿はケーブルカーの駅になっていて、鞍馬山の多宝塔の前までケーブルカーで登ることができます。
ちなみにトイレは烏枢沙摩明王殿(うすさまみょうおうでん)と書いてありました。
今後、トイレは烏枢沙摩明王殿と言うことにしよう~。
ところが今工事中で、ケーブルカーは運休でした。
昔の人と同じように九十九折れの道を登っていきましょうー!
平安時代、清少納言が「枕草子」に「近 うて遠きもの、くらまのつづらおりといふ道」と記した道です。
登り道だけど1kmほどの道なので、大したことないです。
↑ 途中、
由岐神社があります。
芽吹きが赤い楓の葉が新緑の中に彩りを添えます。
石楠花の花も咲いていました♪
●鞍馬七福神は北斗七星の神?さらに歩いていくと
双福苑(恵比寿天・大黒天)・
福寿星神を祀る社(福禄寿・寿老人)がありました。
途中、本殿金堂に向かう道と多宝塔へ向かう道に分かれます。
多宝塔へ向かう道を歩いていくと
↑ 山吹の咲く
弥勒堂がありました。

塔百景6 ↑ 多宝塔では八重桜が満開でした。
多宝塔の前には
開運毘沙門天を祀る小さな社がありました。
引き返して道の分岐点へ戻り、さらに登っていくと
巽の弁才天を祀る社もありました。
双福苑(恵比寿天・大黒天)・福寿星神 社(福禄寿・寿老人)・巽の弁才天社(弁才天)・弥勒堂(布袋尊/布袋尊は弥勒菩薩の化身とされています。)開運毘沙門天社を合わせて鞍馬七福神と言います。
高田祟史さんが「七福神は北斗七星の神でもあり、永遠に北極星の周囲を回り続けることで、その祟る力が封じられている。」
という旨のことをおっしゃっていましたが、
鞍馬寺境内に鞍馬七福神があるということは、この高田祟史さんの説をうらづけると思います。
というのは鞍馬寺の御本尊の一、護法魔王尊は650万年前に金星からやってきた神とされており、鞍馬寺は星の神を祀る寺だと考えられるからです。
●鞍馬天狗は流星の神だった?また鞍馬寺は鞍馬天狗で有名ですが、天狗とは流星の神のことだと思われます。
というのは、日本書紀の舒明天皇九年の記事に次のような記述があるからです。
大きな星が東から西に流れ、雷に似た音がしました。
僧旻は 「あれは流星ではなく天狗(アマツキツネ)だ」 と言いました。
天狗は翼があって空を駆け回るとされますが
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%97#/media/File:Elephant_catching_a_flying_tengu.jpg天狗が空を飛ぶのは天狗の正体が流星だからではないでしょうか。
●由岐神社はカシオペア座の神を祀る神社?10月に行われる有名な鞍馬の火祭は
由岐神社(写真1枚目)の祭礼ですが
鞍馬の火祭 『山中なのに船頭篭手(せんどうごて)?』 )
鞍馬の火祭りではチョッペンという儀式が行われます。
去年、鞍馬の火祭を見に行ったのですが、ものすごい人でチョッペンの写真を撮ることができませんでした~(泣)
動画をお借りしました。
動画主さん、ありがとうございます。
チョッペンとは動画にあるように、二人の青年が逆さになって脚を開脚するというものです。
成人式の意味合いがあるなどと言われていますが、カシオペア座の形のようにも見えます。
●藤原純友はカシオペア座の神だった?私は由岐神社(写真1枚目)は藤原純友を祀る神社ではないかと考えています。
由岐神社は940年に大地震や天慶の乱を鎮めるために朱雀天皇が宮中から鞍馬へ遷宮させた神社です。
天慶の乱とは、関東で起こった平将門の乱と、南海で起こった藤原純友の乱の総称です。
由岐神社を遷宮させたとき、平将門の乱は鎮圧されていましたが、藤原純友の乱はまだ鎮圧されていませんでした。
この藤原純友が本拠地としていたのが愛媛県の日振島です。
なんと、日振島ってカシオペア座の形(ω)をしているんですよーーー。
●平将門は北斗七星の神だった?
さきほど鞍馬七福神は北斗七星の神と書きましたが、平将門は北斗七星の神だと考えられます。
加門七海さんが、将門ゆかりの寺社をつなぐと北斗七星になると説かれているのです。
https://www.google.com/maps/d/viewer?msa=0&ie=UTF&mid=zXPnY2gZF9e8.k9Tpfq2PB4nIまた平将門の子孫を称する相馬家は陣幕や家紋に『繋ぎ馬』を使用していました。
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/soma_sim.html (繋ぎ馬の紋)
この繋ぎ馬は北斗七星を表しているようにも見えます。
顔から首にかけてが北斗七星の柄杓、背中が持ち手です
。
とすれば、鞍馬七福神は平将門をイメージしたものではないでしょうか。
朱雀天皇は鞍馬寺で藤原純友をカシオペアの神、平将門を北斗七星の神として祀ることで、世の中を安泰にさせようと考えたのではないかと思います。
金剛寿命院の八重桜も満開でした。
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