miniさん に「
イルミナイト万博-Xmas-」を教えてもらったので行ってきました♪(ありがとうございます!)
イルミナイト万博-Xmas-は今日(12月27日)までです。

太陽の塔は、1970年のEXPO'70・大阪万博)のシンボルとして建てられました。
「芸術は爆発だ!」で知られる岡本太郎さんの代表作ですね。
塔百景69岡本太郎さんの芸術論「日本の伝統(知恵の森文庫)」を読みました。
岡本さんは素晴らしい芸術家だと思います。
ですが申し訳ないのですが、この芸術論は同意しかねました。
この本の中で岡本さんは『古都遍歴』を著した竹山道雄さんの文章を批判しておられます。
岡本さんが批判したのは法隆寺の中門について記した竹山さんの次のような文章です。
「この路をまっすぐに行けば、あの中央の柱につきあたってしまう。
行く手の門は、なかば人を通すようでもあり、通さぬようでもある。
門でありながら塞いでいる。
招じ入れる入り口でありながら拒否している。
・・・・さながらこういっているかのようである。
ここは門である。しかし、なんじがこれを入ることはできぬ。」
(竹山道雄『古都遍歴』より引用)岡本太郎さんはこれを次のように批判されています。
いったいこの先生は、どんな仕かけの門をほかに知っているというのだろうか。
ただの開放的な通路にはふつう門はつけないものです。
だからとうぜんあらゆる門が閉鎖をも暗示している。
どんな門だって、招くと拒否するという二重の機能をそなえています。
それが門というものなのです。
(こんなバカバカしい説明をしなければならないとは!)
(岡本太郎『日本の伝統(知恵の森文庫)p48より引用)
一般的な門は奇数間に造られます。
しかし法隆寺の中門は一般的なものとは違い、偶数間で作られています。
そのため、門の中央に柱があるという珍しい構造になっています。
法隆寺 中門 竹山さんは法隆寺中門の特殊性に着目したわけですが、
岡本さんは門の中央に柱があろうとなかろうと、柱ごときに意味などないと思っておられるのかもしれません。
しかし、私は竹山さんの観察眼と感性のほうを支持します。
梅原武さんは著書『隠された十字架』において、『門に柱を立てれば閂である』として、法隆寺は聖徳太子の怨霊封じ込めの寺であるとされました。
聖徳太子の子孫は蘇我入鹿に攻められて全員法隆寺で首をくくって自殺し、聖徳太子の血は絶えてしまいました。
そのため聖徳太子は怨霊になったのではないかというのですね~。

法隆寺西院の本堂には日本最古の四天王寺像が、東院・夢殿には聖徳太子等身大の像とされる救世観音像があります。
仏像の光背は足元に立てた棒にとりつけるのが一般的ですが、法隆寺の四天王像や救世観音は光背が頭に直接打ちつけられています。
梅原武氏は四天王像や救世観音は怨霊封じのために光背が頭に打ちつけられてるのではないかとおっしゃっています。
丑の刻参りで藁人形の頭に釘を打ち込むのとおんなじではないか、というのです。
また、救世観音は長い間秘仏とされとって、救世観音を安置する夢殿はあけると大地震がくると怖れられて長年開扉されたことがありませんでした。
明治になってフェノロサが夢殿を開いたとき、法隆寺の僧侶たちは大地震がくると怖れて逃げていったそうです。
竹山氏は法隆寺の門に『参拝者の拒否』を感じておられますが、梅原氏の説によれば法隆寺の門は『聖徳太子の怨霊が外に出ることを拒否』する門だということになります。
そうではありますが、法隆寺の門の呪術的仕掛けに気づいた竹山氏の感性はたいしたものだと思うのです。
ららぽーとエキスポシティにはガンダムとシャア専用ザク(あってます?ガンダム見たことないんで~)がいました。
かっこいいですね~♡
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