
京都府綴喜郡井出町へ源氏蛍を見にいってきました。
蛍の写真はこれまでにも何回か挑戦したのですが、待てど暮せど蛍が現れなかったり、ひどくノイジーな写真になったりと失敗ばかり。
蛍の写真を撮るのって難しい~。

野坂昭如さんの小説は「火垂るの墓」というタイトルですね。
蛍は火垂るとも記したのでしょうか。
火が垂れるとはなんとなくブキミ~。
そういえば高校のとき、初めて蛍を見て「人魂が出たあ~」と大騒ぎしたことを思い出します。(アホ)
でも昔の人も蛍を人魂だと思っていたのではないかと思います。
今回撮影したのは源氏蛍ですが、源氏蛍という名前の由来は平安時代の武将・源頼政からくるという説があります。
源頼政は平清盛の信頼を得て平家政権下で出世した人物でしたが、1180年に以仁王(後白河天皇の皇子)と共謀して平家打倒を計画し、宇治平等院の戦いで敗れて自害しました。
その頼政の亡霊が蛍となって戦うという伝説があると
ウィキペディアには記されています。
平安時代の女流歌人の和泉式部はこんな歌を詠んでいます。
物おもへば 沢の蛍も 我が身より あくがれいづる 魂(たま)かとぞみる
(あなたが恋しくて物思いにふけっていると、沢の蛍が私の肉体からさまよい出た魂のように思えてきます。)和泉式部の歌では蛍とは和泉式部自身の生霊だということになっていますね。
魂(たま)は玉とも記しましたが、そういえば、この付近には玉川という川もあります。(写真の川は南谷川)
人の魂に喩えられていた蛍が飛び交う川だったので、玉川というんだったりして。
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[2015/06/19 00:00]
京都府 |
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