塔百景422015年4月8日、談山神社へ行ってきました。
桜が満開でした。
とても寒い日で前日雪が降ったらしく、地面に雪が残っていました~。
上の写真は談山神社の総社拝殿です。
総社拝殿には七福神の一、福禄寿が祀られていました。
福禄寿は頭の長い神様で、
寿老人とともに南極老人星の化身とされています。
リンク先のウィキペディアの画像では福禄寿と寿老人はあまり似ていませんが、二神はそっくりに表されることもあります。
寿老人は頭巾をかぶり(頭巾をかぶっていない寿老人像もあります。、福禄寿は頭巾をかぶらないお姿をしているのが一般的です。
さて、なぜ福禄寿と寿老人は長い頭をしているのでしょうか?
滋賀の
西教寺の堂内に小さな福禄寿像が置かれてあったのを思い出します。
その福禄寿像は瓢箪型の頭部をしていました。
中国に瓢箪にまつわる次のような伝説があります。
二人の兄妹、伏羲と女媧が雷神を助けたところ、雷神がお守りをくれました。
このお守りを土に埋めると芽がでてみるみる内に大きくなり瓢箪の実がなりました。
あるとき大洪水がおこって地上の人類はみな死にましたが、兄妹は瓢箪の中に逃れていたので助かりました。
のちに二人の兄妹は結婚して夫婦となりました。瓢箪はふたつのふくらみがくっついたような形をしています。
大きいふくらみは伏義を、小さいふくらみは女媧をあらわしているのではないでしょうか。
福禄寿と寿老人は合体しているため、頭部がふたつあり、そのため頭部が瓢箪型をした福禄寿像がつくられたのではないでしょうか。
そして福禄寿と寿老人の頭部が長いのは、頭部がふたつある(福禄寿と寿老人が合体している。)ことを示しているのではないかと思うのです。
そう考えると福禄寿も寿老人もどちらも南極老人星の化身だとされていることの理由も説明がつくと思うのですが、いかがでしょうか?
談山神社・・・奈良県桜井市多武峰319
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[2015/04/10 12:58]
奈良県 |
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