10月8日は月食が観測されましたね。
天気が悪くて観測できなかったところもあるようですが、近畿地方は晴天にめぐまれ絶好の観測日和となりました。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110525-00020178-r25↑ こちらのサイトでは北欧、インド、ヨーロッパなどの月食に関する伝説を紹介されています。
皆既月食は月が魔物に飲み込まれたり、隠されたりして起こるという伝説が多いみたいですね。
日本の神話では月食はどのように記しているのか気になって調べてみたのですが、日本での月食に関する伝説や、月食について記された文献などは見つかりませんでした。
調べたりないのかも?
もしもご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてください!
法起寺 月食古事記に次のような話があります。
天照大神にいたずらをして高天原を追放されたスサノオはオオゲツヒメのもとを訪ねます。
オオゲツヒメはも鼻や口、尻から取り出した食物をスサノオに食べさせました。
スサノオは「汚らしい」と怒り、オオゲツヒメを切り殺してしまいました。オオゲツヒメは、大気都比売神、大宜都比売、大宜津比売神とも記され、名前の「オオ」は「多」、「ケ」は「食物」で、穀物や食物の神とされています。
うーん、でもオオゲツヒメという名前は「大月姫」で、月の女神なのではないか、とも思えます。
月の神様としてはツクヨミノミコトという神様がおられることはおられるのですが。
古事記の国産みの物語では、伊予之二名島(四国)の阿波国の名前がオオゲツヒメとなっています。
阿波国は古代には穀物の粟の生産地だったところから、阿波国と呼ばれていたそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AF#mediaviewer/File:Japanese_Foxtail_millet_02.jpg↑粟の写真です。
粟の穂の形は三日月の形をしていますね。
やはり私はオオゲツヒメは大月姫で月の女神だと思います。
粟の生産地だった阿波国がオオゲツヒメとされるのは粟の穂の形が三日月形をしているからではないでしょうか。
そして月の女神であるオオゲツヒメが穀物の神でもあるのは、三日月の形が穀物の粟の形をしているからだと思います。
するとスサノオがオオゲツヒメを殺したという物語は月食を意味する神話なのではないかと思えるのです。
↑ 京都・地主神社におられる兎さんです。
大阪城・・・大阪市中央区大阪城
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